ビリーバーズ

劇場公開日:

ビリーバーズ

解説

漫画家・山本直樹がカルトの世界を通して人間の欲望をあぶり出した同名コミックを、「アルプススタンドのはしの方」の城定秀夫監督が実写映画化。とある無人島で暮らす2人の男と1人の女。宗教的な団体・ニコニコ人生センターに所属する彼らは、互いをオペレーター、副議長、議長と呼び合い共同生活を送っている。瞑想、見た夢の報告、テレパシーの実験など、メールで送られてくる様々な指令を実行しながら、時折届くわずかな食料でギリギリの生活を保つ日々。それは俗世の汚れを浄化し、安住の地を目指すための修行とされていた。そんな彼らの日常はほんの些細な問題から綻びを見せはじめ、互いの本能と欲望が暴き出されていく。「ヤクザと家族 The Family」「東京リベンジャーズ」など話題作への出演が続く磯村勇斗が映画初主演を務め、「かくも長き道のり」の北村優衣、「罪の声」の宇野祥平が共演。

2022年製作/118分/R15+/日本
配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2022年7月8日

スタッフ・キャスト

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(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会

映画レビュー

3.0夏に観るには最適の震えて笑える白昼夢劇

2022年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

不浄で猥雑で希望も未来もない現実社会から抜け出し、孤島で暮らす3人の男女(男、男、女)が、宗教団体のミッションにより禁欲的な"孤島プログラム"を実践中だ。だが、そこに侵入者が現れたことで3人の関係は一気に崩壊していく。信仰が人間本来の欲望に凌駕されていくのだ。

期せずしてタイムリーな公開となった本作は、否が応でもカルト集団の本質を炙り出しはするものの、男女、孤島、欲望、そして、殺意と向かうベクトルは、むしろ、ルカ・グァダニーノの『胸騒ぎのシシリア』に近い気もした。孤島は静かだが閉ざされている分、変化には弱いという分脈が。

山本直樹の原作劇画はそれこそ映画化困難な内容だったと思うが、今年、今泉力哉とのコラボ作や、田中圭の魅力を存分に引き出した『女子高生に殺されたい』等、話題作を連打している城定秀夫監督の下に、文字通り"裸"で集結した磯村勇斗、北村優衣、宇野翔平の体当たりぶりに圧倒される。そして、時折滑稽に見えるその姿に、エグい笑いを禁じ得なかった。

夏に観るには最適の、震えて笑える白昼夢劇だ。

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清藤秀人

3.5自分の頭がおかしくなったのかと思いました。何を見ているんだろう。絶...

7さん
2024年4月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

怖い

自分の頭がおかしくなったのかと思いました。何を見ているんだろう。絶妙な気持ち悪さ不気味さを表現するのが上手すぎる。
もう二度と見ません。

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7

2.5あまり響かなかった、、

2024年4月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ストーリーの展開があまりなく物足りなさを感じてしまった。ほとんどが島での暮らしの描写のため間延び感も感じてしまった。ちょっと期待しすぎたかも。

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take

4.0信じる者たち

2024年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 12件)
琥珀糖
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