生田斗真、恍惚とした表情で「いい湯だな。」 主演作「湯道」ティザービジュアル2点
2022年9月13日 12:00
生田斗真の主演映画「湯道」のティザービジュアル2点がお披露目された。本作の舞台である銭湯「まるきん温泉」に続くノスタルジックな“道”ビジュアルと、湯舟にどっぷり浸かる生田の“お風呂”ビジュアルがお披露目された。
「おくりびと」の脚本や、ご当地キャラクター「くまモン」の生みの親として知られる小山薫堂が2015年に提唱し、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突きつめる新たな道「湯道」。小山は約7年の構想を経て、完全オリジナル脚本を執筆し、「湯道」を題材にした映画を作り上げた。
生田は、実家の「まるきん温泉」から飛び出すも、うだつが上がらず実家に舞い戻ってきた三浦史朗、濱田岳がそんな兄と犬猿の仲である弟・悟朗、橋本環奈が「まるきん温泉」で働く、常連客からも愛される看板娘・秋山いづみを演じる。さらに、銭湯に通う一癖も二癖もある常連客として、戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、浅野和之、笹野高史、吉行和子、ウエンツ瑛士、朝日奈央、吉田鋼太郎、夏木マリ、柄本明が共演。湯の道に魅せられた人々が集う、もうひとつの舞台「湯道会館」に連なる面々を、小日向文世、角野卓造、生見愛瑠、窪田正孝が演じた。「HERO」「マスカレード」シリーズを手がける鈴木雅之監督がメガホンをとった。
ビジュアルの1点は、グラデーションが美しい夕暮れ空の下、ひとりのお客、夫婦、親子、そして手ぬぐいを首に巻いた猫のカップルまでもが集う「まるきん温泉」に続く道をとらえたもの。この“道”ビジュアルに、小山は「自分が見過ごしていた幸せに気づける場所……それが銭湯です。風呂に浸かって幸せになる方法がこの映画で分かります」とコメントを寄せた。
もう1点には、「いい湯だな。」のコピーとともに、湯舟に浸かり、恍惚とした表情で目を閉じる生田が切り取られている。本編撮影で生田が実際に入浴したシーンの写真を使用した。撮影時、お風呂へのこだわりとして「お湯は熱めが好き(笑)」と語っていた生田は、「1日の疲れを癒す“お風呂”。この映画も皆さんにとって癒しの場所となる事を願っております」と伝えた。両A面のティザービジュアルを載せたチラシは、9月16日から全国の映画館(※一部劇場を除く)で掲出される予定だ。
亡き父が遺した「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の史朗。帰省の理由は、店を切り盛りする弟の悟朗に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し、都会で自由気ままに生きる史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。一方、「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられた定年間近の郵便局員・横山(小日向)は、日々「湯道会館」で湯を学び、定年後は退職金で「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いているが、家族には言い出せずにいた。
そんなある日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。いづみの助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごす。不慣れながらも湯を沸かし、さまざまな人間模様を目の当たりにした史朗のなかで、徐々に凝り固まった何かが解されていく。
「湯道」は、23年2月23日に全国東宝系で公開。
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