【D23/実写まとめ】「リトル・マーメイド」アリエルが歌声でアピール! 「白雪姫」の製作も発表
2022年9月10日 15:51

ディズニーファンのためのイベント「D23 EXPO」が9月10日(日本時間)、米アナハイム・コンベンション・センターで開幕し、「リトル・マーメイド(原題)」を手がけるロブ・マーシャル監督、主人公のアリエル役に抜てきされたハル・ベイリーが、公開を待ちわびるファンの前に登場。会場限定でアリエルが名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌唱する完成前のシーンが上映されると、ベイリーが披露した圧巻の歌声に、客席から大歓声があがっていた。
同シーンの撮影には3日間を費やしたといい、ベイリーは「私の人生で、最も美しい体験。アリエルの感情、情熱、不安といったすべてを、私自身が感じていました。子どもの頃から大好きだった歌を歌えることにも、とても興奮しました」とニッコリ。本作が長編映画デビュー作となるが、マーシャル監督は「出会いこそが、神の啓示だった」とその衝撃を明かし、「彼女自身がアリエルのように、とても感情豊かで、闘志にあふれている。見た目の美しさ以上の、内面にあるものがカメラに映し出された」と太鼓判を押した。

「シカゴ」「メリー・ポピンズ リターンズ」といった作品で知られるマーシャル監督だけに、1989年に製作された長編アニメーションと同じく、ミュージカル作品としての魅力も健在。アニメ版でアカデミー賞主題歌賞と作曲賞を受賞したアラン・メンケンが、ミュージカル「ハミルトン」のクリエイターで「メリー・ポピンズ リターンズ」に出演したリン=マニュエル・ミランダと初タッグを組み、新たに4曲を手がけた。もちろん、「オリジナルの楽曲の美しさも維持している」とメンケンの盟友である故ハワード・アシュマンへの敬意も忘れなかった。
ディズニープラスで配信される「ピーター・パン&ウェンディ(原題)」のプレゼンテーションには、タイトルロールを演じるアレクサンダー・モロニーとエバー・アンダーソン、タイガー・リリー役のアリッサ・ワパナターク、そしてフック船長を演じるジュード・ロウが登場。本作ではウェンディにスポットが当たっており、アンダーソンは「より深みがあるキャラクターとして描かれているので、彼女とピーターは平等で、それが本当にすばらしいこと」と誇らしげに語った。


ピーター・パンとフック船長がライバル関係にあるのはこれまでと変わらないが、モロニーによると「ふたりの関係性が、もっと肉付けされて描かれている」とアピール。この発言に、ロウも「登場人物の背景がより深掘りされているから、観客は彼らの過去や、友だちを欲しがる気持ちが共感できるはず」と納得の表情を浮かべ、「僕としては“良い男”を演じることができて良かったし、フック船長がなぜこんなにアイコニックな存在なのか理解してもらえる」とやはり、キャラクター描写の深さに自信を示した。
また、ディズニー初の長編アニメーション映画「白雪姫」を実写映画化する「スノーホワイト(原題)」が2024年に全米公開されることも初めて発表された。監督は「(500)日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブ。ステージにはタイトルロールを演じるレイチェル・ゼグラー、魔女役のガル・ギャドットが登場した。


「皆さんがよくご存知の白雪姫ですが、本作では現代的に描かれています」と語るゼグラーは、「美しさとはどういう意味なのか。それは自分自身、そして心の声を見つけることだと教えてくれるはず」と新たなディズニー・プリンセス像の誕生を示唆。一方、ワンダーウーマン役から一転し、ヒロインを苦しめる役どころのガドットは「今まで演じた役とは全く違っていた。正義を演じるほうが、慣れているから(笑)」と会場を和ませ、「世界で最も象徴的な悪役を演じるのは、とても楽しかった」と振り返った。

この日、ウォルト・ディズニー・スタジオが手がけるライブアクション(実写)新作として、9月30日からディズニープラスで配信される「ホーカスポーカス 2」、「魔法にかけられて」の続編で11月24日から配信される「魔法にかけられて2」、ディズニーランドの人気アトラクションを題材にした「ホーンテッドマンション」(2023年3月全米公開)を紹介。さらに「ムーンライト」がアカデミー作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督による「MUFASA(原題)」のフッテージ映像も会場限定で上映された。
ディズニーファンのためのイベント「D23 EXPO」は9月10日(日本時間)から3日間にわたり、アナハイム・コンベンション・センターで開催。通常2年に1度の開催だが、2021年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になったため、3年ぶりの実施となる。ディズニーの映画、動画配信、テレビ、ゲーム、テーマパークの最新情報を発表するほか、経営陣やセレブリティも登場。さまざまなプレゼンテーション、パビリオン、体験、コンサート、先行試写といったファン垂涎のイベントが目白押しだ。

フォトギャラリー

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ