「ジュラシック・ワールド 炎の王国」こがけん流の見どころは? あらすじ・キャストも紹介
2022年7月29日 06:00
「ジュラシック・ワールド」シリーズ第3作にして完結編「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」が、本日7月29日に封切りを迎えた。
日本テレビ系「金曜ロードショー」では、前作「ジュラシック・ワールド 炎の王国」が、午後9時~11時24分(※放送枠30分拡大)に、本編ノーカットで放送される。展開するストーリーや登場するキャラクターは、“完結編”へと直接リンクしていくため、確実に鑑賞しておきたい1本だ。
背景となるのは「ジュラシック・ワールド」での大惨事から3年後。大噴火の危機が迫るなかで、オーウェンとクレアが繰り広げる恐竜救出作戦の行方と、恐るべき陰謀に巻き込まれた彼らの運命が描かれる。前作のコリン・トレボロウ監督に代わり、「永遠のこどもたち」「インポッシブル」で知られる、スペイン出身のJ・A・バヨナ監督が新たにメガホンをとっている。
今回の放送を記念し、「映画大好き芸人」こがけんが見どころを語り尽くしたコメントが到着した。
この作品の魅力は何と言っても、噴火の迫力、そして再び人間によって作られた新種の恐竜ですね。本作では噴火する島から恐竜を救おうと、再びパークのあった島に戻るところから始まります。ほどなく噴火が活発化し始めるんですが、その噴火の映像のなんとド迫力なこと! 火口から石が大量に飛んでくる中、主人公のオーウェンが恐竜と走って逃げるシーンは今までに観たことがない程の迫力で、必見です!
そして、新種の恐竜です。前作ではインドミナス・レックスというDNAを掛け合わせた恐竜が出てきましたが、今回は更に怖い恐竜が出てくるんです。しかも、インドミナス同様、とても賢いんですね。物語の途中で足を人間の手の様に使うシーンが出てきます。怖いですよ。是非ご自分の目で確かめてください。
名シーンも色々とあるんですが、本作はオープニングの掴みがとても凄いんです。実は旧シリーズも含めて序盤のシーンでは、人間が直接的に恐竜に襲われるシーンを見せることはありませんでした。ただ、本作は違います。もうハナからクライマックスの様な雰囲気で緊張と緩和の連続、雷が光った時にだけ浮かび上がる恐竜のシルエットなんて、もう“オーマイガー”ですよ。なんと怖いオープニングを作ったんだ! という思いと同時にグッと心を掴まれた自分がいました。
ジュラシックシリーズでは、お約束みたいに必ず子供が出てくるのですが、本作でもメイジーという女の子が出てきます。シリーズは毎回、大人の起こした思惑のしわ寄せで、子供が酷い目に遭うという構造になっているんですが、おそらくメイジーが今までのシリーズの中で最大の被害者でしょう。彼女が一体どういう意味で最大の被害者なのか。なぜ、彼女の祖父のロックウッドは彼女に母親の写真を見せないのか。謎の多い彼女が本作の物語の鍵を握るキーパーソンであることに間違いありません。目が離せませんね。
シリーズを通して描かれていることは恐竜だけではありません。必ずと言っていいほど、親子の物語が描かれてきました。本当の親子だったり、疑似親子だったりと形は様々ですが、本シリーズからは、なんとオーウェンとラプトルのブルーという種を超えた疑似親子関係が生まれました。ブルーの子供の時の映像がとても可愛いんです。この関係が本作でも物語にどう影響するのか、注目です。
他の登場人物はと言いますと、前作ではパークの運営責任者で、恐竜を“展示物”と呼んでいたクレアが、なんと本作では恐竜保護団体の責任者になってるんです。前作の作中でブラキオサウルスの死に涙を流すシーンが印象的でしたが、その後、彼女も思うところがあったのでしょう。
ただ、皮肉なことに本作でも彼女はブラキオサウルスに涙することになります。人間がパークで産んだ負のスパイラルはそう簡単には終わることはないんですね。
本作は前半と後半との2部構成なっています。前半と後半とで舞台が変わり、後半は孤島ではなくアメリカ本土が舞台となります。
本土とは言ってもそこには大きな洋館があって、地下には研究所。まるでゲームの「バイオハザード」を彷彿とさせるような舞台になるのも面白いところです。しかもそれだけでなく、雰囲気までもまるでホラーのような演出になるんですね。それもそのはず、本作の監督J・A・バヨナ監督はホラーテイストが得意な監督なんです。この演出も、ジュラシックシリーズはある意味ホラーである、という“監督独自の目線”だとしたら面白いですね。前半からガラっと雰囲気が変わる後半、これは今までになかった演出でとても斬新でした。
エンディングで、マルコム博士の答弁のシーンがあります。そこで観客である私達はこの三部作のタイトルがなぜ「ジュラシック・ワールド」と名付けられたのか、その真の意味を知ることになります。僕はこのセリフを聞いた時、鳥肌が立ちました。皆さん是非ご自分の目でチェックしてみてください。
前作での大惨事から3年後、「ジュラシック・ワールド」は放棄され、恐竜たちが自由に生活を送っていた。しかし、島では火山噴火の予兆が観測されていた。迫り来る危機的状況のなか、恐竜たちの生死を自然にゆだねるか、命を懸けて救い出すか――。人間たちは、重大な決断を迫られる。
クレア(ブライス・ダラス・ハワード/木村佳乃)
イーライ・ミルズ(レイフ・スポール/内田夕夜)
フランクリン・ウェブ(ジャスティス・スミス/満島真之介)
ジア・ロドリゲス(ダニエラ・ピネダ/石川由依)
ベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル/中田譲治)
グンナー・エヴァーソル(トビー・ジョーンズ/高木渉)
ケン・ウィートリー(テッド・レビン/黒田崇矢)
ヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン/近藤浩徳)
イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム/大塚芳忠)
アイリス(ジェラルディン・チャップリン/池田昌子)
メイジー・ロックウッド(イザベラ・サーモン/住田萌乃)
8月5日午後9時「モンスターズ・インク」 ※本編ノーカット
8月12日午後9時「天空の城ラピュタ」※ノーカット
8月19日午後9時「となりのトトロ」※ノーカット
8月26日午後9時「耳をすませば」※ノーカット
9月23日午後9時「竜とそばかすの姫」※地上波初放送・本編ノーカット
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内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
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