ブライス・ダラス・ハワード、恐竜と共存はできる？「クリス・プラットといれば大丈夫」【「ジュラシック・ワールド」来日記者会見】

大ヒットシリーズの最新作にして完結編となる「ジュラシック・ワールド　新たなる支配者」の来日記者会見が7月28日、都内で行われ、ブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、コリン・トレボロウ監督が出席。主人公を演じるクリス・プラットはリモートで参加し、撮影の裏話などを語った。

本作は、前作で恐竜たちがアメリカ本土に移送され、世界中に解き放たれてから4年、恐竜たちが地球の至るところに住み着いている世界が描かれる。記者会見には日本語吹き替え版キャストの玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介も参加した。

「ジュラシック・パーク」シリーズで活躍したアラン・グランド博士（サム・ニール）、エリー・サトラー博士（ローラ・ダーン）、イアン・マルコム博士（ジェフ・ゴールドブラム）が出演することでも注目されている本作。

プラットは、ニールら“レガシーキャスト”との共演について「僕とブライスは10代のときに1作目を見ていて、そこから30年経った今、アイコンと呼べる彼らと共演できるのはキャリア1の名誉なこと」と語ると、ハワードも「12歳のとき劇場で『ジュラシック・パーク』を見て、映画を作りたいと思うようになりました。レガシーキャストとの共演は人生のなかでも光栄なことで、彼らによってすべての瞬間が高められていると思います」と振り返る。

本作から参加したワイズは、隔離期間でレガシーキャストと交流したことを明かし、「憧れていた彼らと同居しているような形でした。ジェフは毎晩素晴らしい音楽、サム・ニールは毎晩美味しいワインを提供してくれた。ローラ・ダーンは究極のいたずらっこ。楽しい毎日を過ごしました」と話した。

日本語吹き替え版キャストからの質問に答える時間もあり、「恐竜と共存できるか」と聞かれたハワードは「クリス・プラットさえ横にいてくれればOK」とにっこり。「10年近い期間学んだことは、もし恐竜に侵略されてサバイバルな状況になっても、クリス・プラットといれば大丈夫ということです」と信頼を寄せると、プラットも「なんとかなる。結構いけるんじゃないかな。今の話を聞いているとブライスともっと一緒に過ごせると思うので、そうなると嬉しい」と返していた。

また、ハワードは質問の回答の後に自ら付け足して、自身の吹き替え声優を務めている木村佳乃へ向けて「（この日は）ご一緒できなかった木村佳乃さん。私にとって彼女がこの役に息を吹き込んでくれたことは大切なことです」と感謝の言葉を述べていた。

子どもが生まれ、家族のため今回来日がかなわなかったプラットは、最後にシリーズのファンへ向けて「10年間ありがとうございました。良き友人、ファンでいてくれたことは忘れないです」とメッセージを送った。

「ジュラシック・ワールド　新たなる支配者」は、7月29日に全国で公開。