「ブリグズビー・ベア」ファンブック、6月10日発売 表紙は愛すべきキャラクターたちを「新文芸坐」で撮影
2022年5月28日 08:00
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映画パンフレットの魅力を発信する有志団体「映画パンフは宇宙だ」(PATU)が手がけるファンブック「ずっと、きみのそばにいるよ about ブリグズビー・ベア」が、5月29日に開催される「第三十四回文学フリマ東京」での先行販売を経て、6月10日に発売されることがわかった。
「ブリグズビー・ベア」は、赤ちゃんの頃に誘拐され、偽の両親が制作した教育番組「ブリグズビー・ベア」を見て育った青年ジェームス(カイル・ムーニー)が、初めて外に出たことにより巻き起こる騒動を描いたコメディドラマ。やがて青年は“本当の家族”と一緒に暮らすことになり、新しい友人とともに、「ブリグズビー・ベア」の続編映画を自分たちで作ろうと撮影を始める。公開当時、サンダンス映画祭やカンヌ映画祭など、世界中の映画祭で話題となった。
「映画パンフは宇宙だ」では2020年5月、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言期間の延長を受け、おうちで配信映画を楽しむ映画ファンに向けて、「アス」「愛がなんだ」「ブリグズビー・ベア」をフィーチャーしたデジタル副読本を出版(その後、「アス」「愛がなんだ」の紙版副読本も発売された)。今回は新たに豪華コンテンツを加え、全面的に内容の刷新を行った「ブリグズビー・ベア」の紙版副読本を製作した。
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ファンブックには、本作を愛する多彩なゲストが参加している。アートユニット「明和電機」の元メンバーで、現在は英ロンドンを拠点に活動するサウンドアーティストのスズキユウリ氏へのインタビュー、若きVHSコレクター、Good Guy Video氏による寄稿を収録。劇中でジェームスが映画を撮影することにちなんだ「映画を作ってみよう」のコーナーでは、「宇宙兄弟」「聖の青春」の森義隆監督が、映画制作をレクチャーしている。
さらに、精神科医であり批評家の斎藤環氏と、文筆家の長谷川町蔵氏による作品解説をはじめ、イラスト付き隠れキャラクター紹介、物語の理解を深められるキーワード解説、関連映画や楽曲をまとめた記事も掲載されている。表紙には、愛すべきキャラクターたちがフィギュアで登場。4月15日にリニューアルオープンした東京の老舗名画座「新文芸坐」で撮影された、映画愛に溢れる写真が使用されている。
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2018年に設立された同団体は、“映画パンフ文化”の継承と発展・発信を目的に活動しており、イベントの企画、パンフレットの編集、書籍の出版などを行っている。初の自主出版書籍であるアリ・アスター監督(「ヘレディタリー 継承」「ミッドサマー」)の短編解説読本「I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED.」が話題となり、一夜でインターネットの販売分が完売。その後もグラフィックデザイナー・大島依提亜氏を特集したムック本「大島依提亜と映画パンフ」、「ハッピー・デス・デイ」シリーズや東宝映画版の「子連れ狼」のファンブックなども販売しており、オンラインストア(https://pamphlet-uchuda.stores.jp/items/5fb51d9eda019c3ecd4c3f7b)で購入することができる。
「ずっと、きみのそばにいるよ about ブリグズビー・ベア」(全20ページフルカラー)の価格は、税込800円(送料別、全国一律400円)。5月29日に開催される「第三十四回文学フリマ東京」(ブース:ナ-02)で先行販売される。その後、6月1日~9日の先行予約受付期間は、「映画パンフは宇宙だ」のオンラインストアの専用ページ(https://pamphlet-uchuda.stores.jp/items/623f953ed085ee77b0fccfa)で予約可能であり、一般発売日は同10日の午前10時となっている。
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