沢田研二主演「土を喰らう十二ヵ月」土井善晴が手掛ける料理が美しい特報&ビジュアル公開
2022年5月19日 05:00
本作の原案は1978年に雑誌「ミセス」(文化出版局刊)に連載された料理エッセイ(後に書籍化)。水上勉は、女性編集者のすすめで、約1年間にわたり軽井沢の山荘にこもった。畑を作り、子どもの頃に禅寺で身につけた料理を作り、その様子を執筆するという生活を送った。そのエッセイの豊かな世界観から着想を得て、中江裕司監督が独自に物語を創作した。
映画では沢田が演じる主人公の作家ツトムが、人里離れた長野の山荘でひとり、山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためる様を描く。松たか子が映画オリジナルのヒロインで、ツトムの担当編集者・真知子を演じる。そのほか、西田尚美、尾美としのり、瀧川鯉八、檀ふみ、火野正平、奈良岡朋子らが共演する。
特報映像は「いい男ね~」と思わずこぼれた真知子の一言から始まり、土井善晴が手掛ける料理が登場。四季を通じて撮影した本作らしく、ツトムと真知子が、二人で春を感じる若竹煮をほおばる。目に楽しい料理の工程や食べる様子だけでなく、その“おいしい”音も感じられる映像だ。
特報とメインビジュアルで表現するのは、「喰らうは生きる 食べるは愛する いっしょのご飯が いちばんうまい」という本作の本質だ。「いただきます」と手を合わせ、四季の恵みに感謝し、出来立ての料理をいただく。その一連の流れを特報同様、メインビジュアルでも表現するために、本作ではポスターとチラシの絵柄をかえ、2パターンのビジュアルを展開する。土井善晴が手掛けたツトムの日々の食事(ほうれん草の胡麻和えの膳、お粥の膳)と、四季と暮らしの風景を合わせて、デザインしている。特報でも流れる音楽を大友良英、タイトル題字を型染作家の山内武志が担当。型を作り和紙に染める手法で本作の世界観を表現した。
11月11日から新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開。
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