「私ときどきレッサーパンダ」クリエイター、ピクサー要職に
2022年4月17日 20:00

Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disney
Disney+で配信中の最新作「私ときどきレッサーパンダ」を手がけた監督とプロデューサーが、ピクサー・アニメーション・スタジオの要職に就いたことが明らかになったと、米バラエティが報じている。
「私ときどきレッサーパンダ」は、ピクサーの短編アニメ「バオ」のドミー・シー監督の長編デビュー作。伝統を重んじる家庭に生まれたアジア系の少女メイが、ある日突然レッサーパンダに変身してしまったことから起こる騒動を描く。
シー監督はこのほど、ピクサーで「vice president of creative」という役職に昇格。同じ肩書きを持つアンドリュー・スタントン監督(「ファインディング・ニモ」)、ピーター・ソーン監督(「アーロと恐竜」)、ダン・スキャンロン監督(「2分の1の魔法」)とともに、ピクサー全作品のクリエイティブ面を指導することになる。
一方、「私ときどきレッサーパンダ」のプロデューサーを務めたリンジー・コリンズは、「senior vice president of development」に昇格。長編映画からDisney+向けまで、すべてのコンテンツの企画開発を指揮することになる。コリンズは「ウォーリー」「ファインディング・ドリー」などのプロデューサーを務めている。
ちなみに、ピクサーはジョン・ラセター監督(「トイ・ストーリー」「カーズ」)が長年にわたりチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めてきたが、2017年にセクハラ行為が告発されたことがきっかけで、退職。後任のピート・ドクター監督(「ソウフルフル・ワールド」「モンスターズ・インク」)は、女性を積極的に起用している。
「私ときどきレッサーパンダ」のシー監督は「インサイド・ヘッド」のストーリーアーティストとしてキャリアをスタートさせ、「アーロと恐竜」「Mr.インクレディブル2」「トイ・ストーリー4」を担当。短編アニメ「バオ」はアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞している。
(映画.com速報)