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役所広司主演「峠 最後のサムライ」大幅延期を経て6月17日公開 司馬遼太郎の名著を初映像化

2022年3月31日 10:00

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ビジュアルも一新!
ビジュアルも一新!
(C)2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

累計発行部数386万部を超える司馬遼太郎氏のベストセラー小説を、役所広司主演で映画化する「峠 最後のサムライ」が6月17日に公開されることがわかった。当初は20年9月25日の公開を予定していたが、コロナ禍の影響により計3回の延期を経て、ついに封切りを迎える。あわせて、新たなポスタービジュアルもお披露目となった。

司馬氏による原作「峠」は、幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いたもの。継之助は一介の藩士でありながら、諸国への遊学を経て培った先見性とグローバルな視野をもとに、領民のための斬新な藩政改革を次々に実行していった。しかし、時流は倒幕へと傾き、やがて強大な武力を誇る明治新政府軍に立ち向かっていく。

メガホンをとったのは、黒澤明監督作の助監督として数々の名作に携わり、第24回日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝いた「雨あがる」や「蜩ノ記」などで知られる小泉堯史監督。黒澤組からチームを組むスタッフが、長岡を中心に全編新潟ロケを敢行した。

慶応3(1867)年の大政奉還により、260年に及んだ徳川幕府は終焉を迎えた。諸藩が東軍と西軍に二分していくなか、慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発。長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない武装中立を目指し、民の暮らしを守るため戦を避けようとした。しかし、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下し、戊辰戦争の中でも最も壮烈な北越戦争へと向かっていく。

継之助役の役所をはじめ、松たか子香川京子田中泯永山絢斗芳根京子坂東龍汰榎木孝明渡辺大EXILE AKIRA東出昌大佐々木蔵之介井川比佐志山本學吉岡秀隆仲代達矢ら豪華キャストが集結。全編に渡り35ミリフィルムで撮影された映像美と、日本映画界に連綿と受け継がれてきた技術が創出したリアリティ溢れる作品スケール、そして小泉監督と俳優陣が紡ぎ上げた深く、熱い人間ドラマに注目が集まる。

新公開日決定に伴い、メインビジュアルも一新。旧ビジュアルは、継之助が峠の頂から故郷・長岡を遠く見つめる様子が写されていたが、新ビジュアルには継之助の曇りのないまっすぐな眼差しが印象的に配され、「ニッポンが震えた、熱き心」という新たなコピーが添えられている。

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