広瀬すず×松坂桃李「流浪の月」 横浜流星、多部未華子ら“許されないふたり”を取り巻く人々の場面写真一挙披露
2022年3月15日 18:00

広瀬すずと松坂桃李が主演し、凪良ゆう氏のベストセラー小説を映画化する「流浪の月」の場面写真13点が披露された。広瀬と松坂に加えて、共演の横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、内田也哉子、柄本明の姿をとらえている。

原作は2020年の本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた傑作小説。「悪人」「怒り」の李相日が監督を務め、撮影監督をホン・ギョンピョ(「母なる証明」「パラサイト 半地下の家族」)、美術監督を種田陽平(「キル・ビル」「三度目の殺人」)が担当した。
雨が降る夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗は2カ月を過ごす。しかし、ほどなく文は誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。“傷物にされた被害女児”と“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮、心の傷を抱える文のかたわらには看護師の谷が寄り添っていた。


場面写真には、広瀬扮する更紗と松坂演じる文に加えて、更紗の現在の恋人・亮役の横浜、文に寄り添う谷役の多部の姿が写されている。さらに、更紗の同僚でシングルマザーの安西役の趣里、更紗のバイト先の店長役の三浦、10歳の更紗を演じる白鳥、文の母親・佐伯音葉役の内田、更紗が訪れるアンティークショップ店主・阿方役の柄本の姿も確認できる。


世界の片隅で生きてきた更紗と文。ふたりに深く関わる亮と谷、そしてバイト先の人々、家族。更紗と文がそれぞれ現在のパートナーと写るカットからは、ふたりが明るい未来へ進んでいることがわかる。しかし、大切なはずの人の横でぎこちない笑顔を浮かべる更紗と、口を固く結び不穏な表情を浮かべる文。そして、どこか不安げな目つきの亮、何かを見据える谷をはじめ、ふたりを取り巻く人々の目線もどこか定まらない。緊張が見え隠れする彼らの表情は、動き出した“許されないふたり”の運命を暗示しているようだ。
「流浪の月」は、5月13日から全国公開。
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