「海辺の彼女たち」藤元明緒監督&渡邉一孝が講師に! 「HITOKADO」第2弾企画で映画製作セミナー開催
2022年3月14日 19:00
Web番組「活弁シネマ倶楽部」と映画応援コミュニティ「DOKUSO映画館」がタッグを組んだプロジェクト「HITOKADO(ヒトカド)」(https://dokuso.co.jp/event/hitokado)の第2弾が発表され、「僕の帰る場所」「海辺の彼女たち」の藤元明緒監督と、プロデューサー・渡邉一孝氏による映画製作セミナーが実施されることがわかった。
同プロジェクトは、次世代の日本映画をけん引する作り手・観客の育成ワークショッププロジェクト。演技、製作、宣伝、配給&興行、海外展開、映画祭など、映画を構成するさまざまな要素を映画のプロから学べる場所を創出。“ひとかどの映画人(=HITOKADO)”のバトンを次世代へとつなげていく。第1弾では、宮崎大祐監督(「VIDEOPHOBIA」「TOURISM」)による俳優向けの演技・映画制作ワークショップが行われた。
藤元監督は、長編初監督作「僕の帰る場所」(ミャンマー合作) が第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門2冠など受賞を重ね、33の国際映画祭で上映。長編2本目となる「海辺の彼女たち」(ベトナム合作)が、国際的な登竜門として知られる第68回サンセバスチャン国際映画祭の新人監督部門に選出され、国内では2021年度新藤兼人賞の金賞を受賞。ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が大島渚監督の名を冠して創設した「大島渚賞」の第3回受賞者でもあり、現在はアジアを中心に劇映画やドキュメンタリーなどの制作活動を行っている。
一方、渡邉氏は、配給会社、俳優事務所、映画祭のスタッフを経て、日英翻訳のコーディネートや映像字幕制作、自主映画の制作を行ってきた。14年に映画の企画から配給、セールス及び翻訳字幕制作を行う「株式会社E.x.N (エクスン)」を設立。製作・プロデュース作として「黒い暴動」/監督:宇賀那健一)、藤元監督作「僕の帰る場所」「海辺の彼女たち」「白骨街道 ACT1」がある。山形国際ドキュメンタリー映画祭ラフカット!部門のプログラムコーディネーターでもあり、映像を観て対話する「見たことないモノを観てみる会」を主宰している。
「HITOKADO(ヒトカド)」では、これまで自主映画を製作してきた監督、映画づくりを学ぶ学生など、映画製作に関心がある人々に向けた映画製作トークセミナーとなる。各回のトークテーマは「自主配給宣伝の手順」(4月1日)、「映画祭に参加する理由と活用方法」(4月10日)。講義前半では、映画産業全体を俯瞰した広い視点からの映画づくり・宣伝を学ぶ機会を作るとともに、プロデューサー的な視点を持つフィルムメーカーを育てる手助けになるような講義を予定。講義後半では、実際にリアル参加の受講者が抱えている問題や相談事項を受けて解決するディスカッション形式の講義を予定。参加方法について、会場に足を運ぶリアル参加だけでなく、オンライン視聴も可能な為、参加者自身が好きな場所や形で受講することが可能だ。
会場は、御茶ノ水九劇ラボ。トークテーマは「自主配給宣伝の手順」(4月1日19時~)、「映画祭に参加する理由と活用方法」(4月10日14時~)。各回2時間半を予定。DOKUSO映画館が運営するワークショップのマッチングサイト「DOKUSOスクール」の該当ページ(https://school.dokuso.co.jp/workshop/detail/7)より応募ができる。
藤元監督、渡邉氏のコメントは、以下の通り。
映画制作者として作品を作るのも楽しいですが、同様にいかに映画を観客に届けていくのかを考えるのも楽しいことが最近分かってきました。既存のルールに縛られないインディペンデントな映画では多岐にわたるセクションで創造力を発揮しなければなりません。演出能力だけあっても作品は世にでません。そして、先輩たちの良いところだけを見ても再現性は薄いです。映画祭や自主配給宣伝において、主に僕らが辿ったグタグタな道のり、いわば失敗談などもお話するので何かのヒントになれば幸いです。
これまで私たち自身なかなか機会がなかったのが、“海外を含めた視野を持つインディペンデントな映画作りをしている年齢が近く歴が少し上の先輩に相談すること”でした。今、自分たちがやっていることの先に何が待っているのか、そもそもその先には待ってることがないのか…。これまで私たちは、各方面に個別のアドバイスをいただきながら、手探りと妄想を繰り返し運良く前進してきました。方向性や判断を間違えると、膨大な努力がすぐ無駄になってしまうこの世界で、リアルなことをお話しできればと思います。
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