松坂桃李「すごいものを見た」 「ザ・バットマン」CM&メッセージ映像公開
2022年3月3日 07:00
俳優の松坂桃李が映画「THE BATMAN ザ・バットマン」のテレビスポットに出演することが決定し、本作について熱く語るメッセージ映像(https://youtu.be/hKaQbSvFKoY)が披露された。
「猿の惑星:新世紀(ライジング)」「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」などのマット・リーブス監督がメガホンをとった本作は、バットマンになって2年目のブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)の姿が描かれる。知能犯リドラー(ポール・ダノ)が社会に蔓延した“嘘”を暴いていくところから物語が始まり、ブルースが最後の標的として狙われる。
本作を鑑賞した松坂は「ものすごい見応えがありました、すごいものを見たなと。本当に圧倒されました!」と語り、「バットマンというよりかはブルース本人の物語が多かったです。ブルースと一緒に選択を迫られている感じがしましたね。ブルースと一緒に謎を解き明かしながら進んでいき、物語が進むと同時に選択も迫られて、緊張の糸が張り巡らされていた感じが堪らなかったです。息をのむってこういうことだなと感じました」とストーリー展開について熱弁する。
さらに、ロバート・パティンソンの瞳の芝居が印象的だったようで、「瞳の中で見せる彼の感情の揺らぎや数少ないセリフの中に込められた秘めたるものの表現に刺激を受けた」と語る。また、本作で描かれる2年目のバットマンとしての姿は「未熟さゆえ、より身近なバットマンに感じました。2年という月日が浅い中で、経験や悩みや葛藤を踏まえて(徐々に)“バットマン”になっていく。そういう成長過程を存分に味わうことができて、とても人間味があふれていました」と話した。
あわせて、本作を鑑賞した日本の映画監督たちのコメントも公開された。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督は「完璧。マット・リーブス監督の緻密で鮮烈な世界観と、未熟で繊細なバットマン=ロバート・パティンソンの新たな魅力。世界中で、同時進行で起きている“光と闇の物語”をすべて引き受ける強靭な覚悟が垣間見える。ノーラン版トリロジーを超える伝説の始まりか」と絶賛。
「キャラクター」などの永井聡監督は「狂気と暴力が渦巻くゴッサムシティ。緻密に計算されたアートディレクションによって、荒廃的でありながらも美しく感じた。決して住みたくはないが、ちょっと行ってみたくなる。映像、音響、全てが凄まじく、映画館で見ることによって危険な観光を体感できる。これは絶対に大きなスクリーンで見るべき作品。友人と行っても楽しいが、出来れば席はバラバラがおすすめ。孤独とは何か?を主人公と共有出来るだろう」とおすすめの鑑賞方法も紹介。
「海猿」シリーズの羽住英一郎監督は「新たなる解釈の『バットマン』の新作をスクリーンで観れる幸せ!闇の中からブーツを響かせ姿を現したその瞬間から、見ている者の心を鷲掴みにし深く果てしのない闘いの中へと道連れにして行く…恐るべき新作の登場だ」、「ソードアート・オンライン」「HELLO WORLD」の伊藤智彦監督は「憤怒や絶望といった地上のありとあらゆる負の感情を一身に背負ったかのようなロバート・パティンソンの圧倒的な存在感。黒く身を包んだ出立ちで、一際暗い輝きを放つその瞳にひたすら魅了される」と、パティンソンの会心の演技を褒め称えている。
「THE BATMAN ザ・バットマン」は、3月11日から公開。