西島秀俊、色気MAX犯罪映画に主演! 斎藤工、宮沢氷魚、三浦友和らと激突
2022年2月28日 05:00
俳優の西島秀俊が、大森立嗣監督の最新作「グッバイ・クルエル・ワールド」に主演し、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和とともに色気が溢れ出るクライム・エンタテインメントを紡いでいることが明らかになった。
今秋に公開されることが決まった今作は、互いに素性を明かさない強盗組織のメンバー(西島、斎藤、玉城、宮川、三浦)が、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄の現場を狙うところから物語が動き出す。大金強奪に成功し、それぞれの生活に戻るはずだったが、ヤクザたちから追われる日々……。ラブホテル従業員(宮沢)や刑事(大森)を巻き込みながら、大波乱劇の幕が開ける。
昨年5~6月に撮影を敢行した大森監督は、「かっこいい音楽が流れ、そして色気のある俳優たちが観たい。一映画ファンに戻ったように、スタイルジャムの甲斐プロデューサーと企画を始めました。さて、でき上がった映画は家族愛、純愛、犯罪、友情が入り乱れ、フォード・サンダーバードで強盗し、ソウルミュージックが鳴り響く激アツ作品です。公開はもう少し先ですが、皆さま、楽しみにお待ちください!」と自信のほどをうかがわせている。
主演の西島は、主演作「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)が第94回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門がノミネートを果たしたほか、自身も第56回全米批評家協会賞でアジア人として史上初めて主演男優賞に輝いている。今作については「様々な世代の群像劇です。最悪な状況から抜け出そうとそれぞれが死力を尽くし、最後の賭けに出ます。この無慈悲な世界から逃れる事が出来るのか。どうぞ御期待ください」とコメントを寄せている。
なお脚本は、「さよなら渓谷」「そこのみにて光輝く」などで知られる高田亮が執筆したオリジナル作品。大森監督のコメントにもある通り、オープニングとエンディングにはソウルシンガーのボビー・ウーマックの楽曲が使われるほか、マージ・ジョセフの楽曲が劇中曲として作品世界を彩るなど、ソウル&ファンクなリズムが刻まれているという。
西島をはじめ今回発表されたキャスト7人のコメント全文は、以下の通り。
この度、映画『グッバイ・クルエル・ワールド』に出演させて頂きました。
大森組に参加出来た事、嬉しく思います。
『グッバイ・クルエル・ワールド』は様々な世代の群像劇です。
最悪な状況から抜け出そうとそれぞれが死力を尽くし、最後の賭けに出ます。
この無慈悲な世界から逃れる事が出来るのか。
どうぞ御期待ください。
『Goodbye Cruel World』に参加させて頂き、何かが摩耗して行く感覚と、何かが滾る感覚が同時に訪れていました。満ち足りた喪失と言いますか、不思議で至福な狂える時間でした。
この時代、この作品が必要な方が必ずいると思われます。かく言う私はその一人でした。
2020年のTAMA映画祭にて大森立嗣監督と初めてお会いしたのが全ての始まりでした。大森監督と素晴らしい共演者、スタッフさんの力を借りて、今まで誰にも見せたことない自分を表現できたと思います。制限された日々に終わりが見えない毎日が続いていますが、この作品を通して希望を持っていただけたら嬉しいです。改めて、自らの生き方を見つめ直す作品になっていると思います。ぜひ劇場でお楽しみ下さい。
美流として世界に居る時、とても苦しかったです。自分の居場所を見つけるのに必死で、追いかけてくるものからどうやって逃げ切るか。一息つく間もなく、生き延びないといけない。何を信じたらいいのかわからない美流の幼さと、切実さ、諦め、でも諦めたくない。世の中の矛盾。なんだか全部悔しくて、叫び出してしまいたかったです。でも、大森監督の前で脚本を声に出して読んだ時から、演じたいなと思っていました。知らない、と言い切れない彼女の生きる世界。監督、キャストの皆さんにとても助けられました。宜しくお願いします。
キャストの皆さんがとにかく豪華で…!
僕は車を運転するシーンが多かったのですが、乗せてる人は凄い方たちばかりだし、
用意してもらったアメ車はブレーキが全然効かないしで、いろいろな意味で緊張して大変でした。
また現場では工くん、ティナちゃんと一緒に演じる機会が多くありましたが、
監督が感情を重視してくださる方で、3人のやり取りも毎回ちょっとずつ変化があり、
毎回新鮮な気持ちで演じることができました。
終始楽しい現場で、この役を演じることができて大変光栄です。
映画「Goodbye Cruel World」
大森組に出演した
大森です。
大森組には何度か出演しております。
大森、その度に感じます。
大森監督は
大森にだけヤケに馴れ馴れしい口調で演出をしてくれます。
大森、ありがたいです。
Cruelは粗野な、荒々しい、残酷な、冷酷な、非常な、悲惨な、痛ましいなどの意味があるらしい。まさにこの意味のどこかに当てはまる人間ばかりがこれでもかと登場する物語。Cruel World 狂えるワールド こいつら狂った人間ばかりだと傍観していると次第に、あ、こいつ自分だと気付いてしまう瞬間が訪れる。それは一見、市井の人の中にいるかもしれない。
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