【HU35】深川麻衣、“一足遅い”おっとりキャラに 上田迅監督「速水早苗は一足遅い」のキャスト発表
2021年12月10日 17:00

オンライン動画配信サービスHuluによる、35歳以下を対象とした映像クリエイターの発掘および育成プロジェクト「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ(HU35)」で、5人のファイナリストがグランプリを競う作品のうちの1本、上田迅監督作「速水早苗は一足遅い」のキャストが発表された。主人公を「パンとバスと2度目のハツコイ」「愛がなんだ」などの深川麻衣が演じる。
「HU35」では、35歳以下であればプロ・アマ問わず応募可能で、ファイナリストに選ばれた5人が制作費1000万円とプロの映画制作チームのサポートを受けて、自ら監督・脚本を担当する作品の制作に挑戦。完成した5作品は、その制作過程に密着したドキュメンタリー番組とともに2022年2月頃にHuluで独占配信。3月の最終選考でグランプリに選ばれると、賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる。
上田監督は演出家としても活躍する、ファイナリストの中では最年長の33歳。ファイナリスト選考会ではトップバッターとして赤髪で現れ、スタイリッシュなプレゼンを披露した。見かけとは裏腹に、「同業の妻が先に昇進し、停滞感や焦りを感じている」という素直な気持ちを吐露し、本プロジェクトへの熱い思いが審査員に伝わり、ファイナリストに選出。同じくファイナリストの近藤啓介監督を「自分にはないものを持っている」とライバル視している。
その上田監督が本作で描くのは、いつも一足遅く損ばかりしている主人公が、母の重篤の知らせと自身の失恋が重なった最悪の夜に棚ぼたの幸運に出合い、少しずつ自分を変えようと成長していく物語。思い通りにいかない人生を送るすべての大人へ、少しの元気と明日の活力を与えられる作品を目指す。
主人公・速水早苗役を演じた深川は「撮影期間は数日でしたが、不思議と1カ月近くに感じるほど毎日がとても濃厚でした。上田監督と話し合いながら早苗らしさを想像していく時間はとても楽しかったです。今回、この物語を生み出してくださった監督に改めて感謝と労いをお伝えしたいのと同時に、不器用で愛おしい人たちが新しい一歩を踏み出そうとするこのお話が、Hulu U35クリエイターズ・チャレンジという素晴らしい企画を通して、たくさんの方に届くといいな、と願っております」とコメントを寄せた。
上田監督は、深川について「お互いに意見を出し合いながら『速水早苗』を一緒に作っていけたと思いますし、真摯に取り組んでいただいて感謝しています。深川さんの受けの表情が、ずっと見ていたくなるほど素敵なので、つい泣き芝居を何度もお願いしてしまい、翌日、深川さんの目がパンパンに腫れていました。反省しています(笑)」と反省を込め振り返りながら、深川に感謝した。
そのほか、早苗と出会うフード配達員・柏木翔平役を泉澤祐希、早苗の会社の同僚・田辺淳一役を佐野岳が演じている。スタッフには、「前田建設ファンタジー営業部」「映画 賭ケグルイ」の撮影・小松高志、照明・蒔苗友一郎が本作でもタッグを組み、編集を「湯を沸かすほどの熱い愛」の高良真秀が担当。映画業界最前線で活躍するスタッフ陣が上田監督をサポートする。
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