4時間の特殊メイクでピノッキオの木目を表現 ダークファンタジーの世界観をとらえた場面写真
2021年10月7日 18:00

第93回アカデミー賞の衣装デザイン賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされたダークファンタジー「ほんとうのピノッキオ」の新たな場面写真が一挙お披露目された。細部までこだわり抜かれた特殊メイク、衣装デザインが目を引くシーンを切りとっている。
イタリアの作家カルロ・コロディが1883年に出版し、100年以上にわたり読み継がれる名作児童文学「ピノッキオの冒険」。本作では、「ゴモラ」「ドッグマン」で知られるマッテオ・ガローネがメガホンをとり、「ピノッキオ」の原点に回帰し、無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす“悪童”ピノッキオにフォーカス。旅の途上に登場する世にも奇妙な生きものたち、人生の不条理や社会風刺を盛り込んだ寓話的なストーリー展開を、圧倒的な映像美で描き出す。

「ハリー・ポッター」シリーズや「ボヘミアン・ラプソディ」などで特殊メイクを手掛け、ウェス・アンダーソン監督の「グランド・ブダペスト・ホテル」、メリル・ストリープ主演の「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で2度のアカデミー賞に輝いたマーク・クーリエや、ガローネ作品の常連スタッフであり、ガローネ監督がディレクションした2020-2021秋冬のDiorオートクチュールコレクションの特別映像「LE MYTHE DIOR」でも衣装デザイナーを務めたマッシモ・カンティーニ・パリーニら一流クリエイターが結集。恐ろしくも美しいダークファンタジーの世界を表現した。

場面写真は、ピノッキオが旅のさなかで出会うキツネやカタツムリなど、動物と人間とが絶妙なバランスでハイブリッドされた奇妙な生き物たちや、妖精の姿をとらえている。

「観る者を魔法の世界に入り込ませ、キャラクターと一緒にいるような気持ちにさせなくてはいけない」と語るガローネ監督が、なかでも一番苦労したというのがピノッキオの特殊メイク。撮影当時8歳だったピノッキオ役のフェデリコ・エラピは、3カ月もの期間中、毎日4時間、この特殊メイクをこなして撮影に臨んだそう。多くの作品で特殊メイクを手掛けてきたクーリエにとっても「1週間や2週間ならまだしも、3カ月もなんて誰もやったことがない」と初の試みだったと明かしている。
「ほんとうのピノッキオ」は、11月5日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー