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東京国際映画祭で吉田恵輔監督の特集上映決定 「空白」「ヒメアノ~ル」「BLUE ブルー」など

2021年9月14日 10:00

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最新作「空白」
最新作「空白」
(C)2021『空白』製作委員会

10月30日から開催される第34回東京国際映画祭で、吉田恵輔監督の特集上映が決定した。自身のオリジナル脚本で挑む最新作「空白」や、「ヒメアノ~ル」「BLUE ブルー」などの上映を予定している。

東京国際映画祭では、昨年までは「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介。今一番海外へ紹介したい映画人として、これから世界に打って出るであろうアップライジングな新しい才能に焦点をあてる形で特集を組む。

吉田恵輔監督
吉田恵輔監督

その白羽の矢が立った吉田監督は「ばしゃ馬さんとビッグマウス」「麦子さんと」「銀の匙 Silver Spoon」などで知られ、近年は「犬猿」「愛しのアイリーン」「BLUE ブルー」と精力的に作品を発表。9月23日には「新聞記者」「MOTHER マザー」「ヤクザと家族 The Family」など意欲作を次々と生み出してきたスターサンズの河村光庸プロデューサーとタッグを組んだ「空白」が公開される。

特集上映が決定し、吉田監督は「映画監督を目指して頑張っていた頃、東京国際映画祭は客として観に行くものでした。そこで自分の作品が上映されるとは夢にも思わなかったです。これは夢が叶ったと言っていいですよね? 嬉しくて泣いてます。しかも特集上映とは嬉しくてお漏らししてます」と喜びを語る。

同映画祭プログラミング・ディレクターの市山尚三氏は「吉田恵輔の映画を最初に見たのは『ヒメアノ~ル』だった。こんなすごい映画を撮る監督がいたのか、と過去作をさかのぼり、それまで見ていなかったことを恥じた。ごくありふれた人々からここまでのドラマを引き出す力はただ事ではない。『Blue ブルー』、『空白』という2本の傑作が公開される2021年、この特集を組めたことは大きな喜びである」とコメントを寄せた。

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