「スター・ウォーズ ビジョンズ」、「THE TWINS」「The Elder」あらすじが明らかに 場面カットも公開
2021年9月14日 18:00

「スター・ウォーズ」を題材に日本のアニメ制作会社が制作した短編9作品からなる新アンソロジーアニメ「スター・ウォーズ ビジョンズ」から、トリガー制作の「THE TWINS」(今石洋之監督)と「The Elder」(大塚雅彦監督)のあらすじと場面カットが公開された。
「THE TWINS」は、かつての銀河皇帝が扱った恐るべきダークサイドの力によって生みだされた双子の暗黒卿Am(アム)とKarre(カレ)の物語。再び銀河のバランスが崩れようとしていた。平和と繁栄が続く共和国から遠く離れた未知の領域で、双子の暗黒卿AmとKarreは、銀河帝国の残党を率いてシスの復権と新たなる銀河帝国の再建を企んでいた。強大な力を持つ邪悪な究極兵器も完成し、まさにいま、新帝国旗艦「ツインスター・デストロイヤー」起動の最終調整が行われていた。

本作を手掛けた今石洋之監督は、「劇場版 天元突破グレンラガン」シリーズや「キルラキル」「プロメア」などを生み出した日本のアニメ業界を代表する存在。今石監督は「スター・ウォーズ」と日本のアニメーションがタッグを組むプロジェクトについて「自分が最初に『スター・ウォーズ』に出会ったときの感動を再現しつつ、これから新たに『スター・ウォーズ』に触れる人たちにも同じ感動を伝えられるような作品を目指しました」と明かす。
さらに、AmやKarreが「スター・ウォーズ」正史に登場する可能性について、「もちろん、その可能性も見据えていました。我々の生み出したキャラクターたちがいつか正史に登場したら嬉しいです」と意気込みを語っている。
「The Elder」は、経験豊富なジェダイマスターのタジンと若いパダワンのダンの物語。訪れる者も少ない辺境宙域をパトロールしていたふたりは怪しい気配を感じ惑星ハボに降り立つ。星の住人から数日前にひとりの老人が小型のスターシップで飛来したことを聞き、調査を開始する。しかし、老人が乗って来たスターシップを目にしたとき、タジンの脳裏に不吉な予感が漂い始める。

本作を手掛けた大塚雅彦監督はトリガーの代表取締役で、「スター・ウォーズ」の大ファン。同作を見たことがきっかけで映画の道を志したという。「キルラキル」や「リトル ウィッチ アカデミア」などを手掛けている。
大塚監督は、「スター・ウォーズ」が世代を超えて愛される理由を「シンプルなプロット。最先端の映像。優れたデザイン。魅力的なキャラクター。神がかったBGM、印象的なサウンドエフェクト、タトゥイーンの夕陽。魅力を数え上げたらきりがありませんが、ついつい口真似のSE付きでライトセーバーを起動したくなるような、心のなかにある『やりたいこと。見たいもの』を具現化してくれるからこそ『スター・ウォーズ』に魅力を感じるのだと思います」と語る。
本作のライトセーバーのアクションやキャラクター設定について、「アクション要素は必ず入れたいと思ったのですが、アニメーションの特性を考えると戦闘機や戦艦の戦いよりもライトセーバー戦の方が向いているだろうと考えました。好みだけで言うともっと活劇要素を盛り込みたかったのですが、十数分の短編でそれをやってしまうと登場人物を描くための時間が足りなくなるので、主人公たちの性格や関係性を描写しつつアクションも入るプロットを意識しました。マスターとパダワンの関係性はこれまでの作品とも違和感がないように気をつけたつもりです。ライトセーバー戦の殺陣、特に斬り合いが始まる前の対峙する瞬間の緊張感などに日本の時代劇の雰囲気を意識しました」と明かしている。

時代設定については、「時間軸を『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』より前に設定したのは、この作品から『スター・ウォーズ』に入ってきてくれるファンを意識したからです。予備知識がなくても理解できる内容になっています。そこからジェダイ騎士やシスに興味が湧いたら、せひ映画も見て欲しいです」とコメントを寄せている。
「スター・ウォーズ ビジョンズ」は、「THE TWINS」「The Elder」のほか、神風動画制作の「The Duel」(崎淳平総監督)、キネマシトラス制作の「村の花嫁」(垪和等監督)、サイエンスSARU制作の「T0-B1」(アベル・ゴンゴラ監督)と「赤霧」(チェ・ウニョン監督)、ジェノスタジオ制作の「のらうさロップと緋桜お蝶」(五十嵐祐貴監督)、スタジオコロリド制作の「タトゥイーン・ラプソディ」(木村拓監督)、プロダクションI.G.制作の「九人目のジェダイ」(神山健治監督)で構成されている。
「スター・ウォーズ ビジョンズ」は、Disney+で9月22日に世界配信される。
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