プロメア
劇場公開日 2019年5月24日
解説
「天元突破グレンラガン」「キルラキル」を生み出した今石洋之監督と脚本家の中島かずきが再びタッグを組んで送り出す、完全オリジナルの劇場用アニメーション。突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」の出現をきっかけに、未曾有の大惨事である「世界大炎上」が起こり、世界の半分が焼失した。それから30年後、一部の攻撃的なバーニッシュが「マッドバーニッシュ」を名乗り、再び世界を危機に陥れる。これにより、対バーニッシュ用の高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の新人隊員ガロと、マッドバーニッシュのリーダー、リオという、それぞれ信念を持った熱い2人の男がぶつかり合うことになる。主人公ガロに松山ケンイチ、宿敵リオに早乙女太一、そしてガロの上司クレイに堺雅人と実力派俳優が声の出演。アニメーション制作は「キルラキル」も手がけたTRIGGER。
2019年製作/111分/G/日本
配給:東宝映像事業部
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2019年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
トリガーの今石洋之監督のセンスは映画館向きだと思っていたけど、ここまでやってくれるとは。「劇団☆新感線」の座付き作家、中島かずきとの名コンビによる3本目の作品だが、これまで2人がやってきたことの集大成という趣だった。スピーディーな展開に、熱いキャラクターたち、むやみにスケールがでかい世界観はアニメならでは、中島かずきらしい、流れ者たちの反逆の物語でもあり、歌舞伎を意識した演出に目を見張る。応援上映もやるらしいが、さぞ盛り上がるだろう。
ビジュアルも革新的、シンプルでポップな絵柄で質の高いイラストレーションが動いているような印象を与える。スパイダーマン:スパイダーバースが斬新なビジュアルで驚かせたが、こちらも負けていない。メインキャストの3人も演技も最高、元々中島氏があてがきしたらしいので、ハマりまくっていた。彼は多くの役者と仕事しているので、普通のアニメ演出家よりも多くの役者を知っているのが大きい。
2022年6月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
友人に面白いと薦められて鑑賞しました。
私は実はメカが絡むアニメはあまり得意ではなくて、ガンダムUCと天元突破グレンラガン、エウレカセブンが唯一ハマった作品でした。
まさかまさかのグレンラガンと同じ今石監督作品、そして音楽担当が澤野さんということで期待値は上がりまくりでした。
まずこのプロメアという作品は色使いから何から映像美が素晴らしかったです。
一体正義とは何なのか。犠牲になるバーニッシュを黙って見ていることしかできないのか。自分が信じ貫いていた正義が真実と共に崩れ去った時、自分の信じ続けていた人の本性が見えた時、ガロを待ち受ける運命とは。
ジャンルとしては複雑な設定であるため、極力無心で鑑賞したいという方には不向きかもしれません。しかし声優陣も豪華ですし、ストーリーも素晴らしいので見る価値は大いにあると思います。
あと個人的にはリオが操縦していたメカがファンタシースターオンラインのカオスソーサラーみがあって好きでした。笑
2022年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
初めにTRIGER 中島かずきという名前をこれでもかと表示してからスタートする映画ってどうなのよ?という感じです。ジブリ映画はブランドで見ることもあるでしょうけど、ここまで作品で露骨ではないですし。CMでいくら主張があってもいいですけど作品とは切り分けましょう。
それと画面ですけど、色と動きが、私には視覚的生理的に辛かったです。PCでかなり離れてみても集中して見ていると頭痛がしてきました。ポケモンショックが起きるのではという恐怖すら感じました。それに輪をかける過剰な音も辛かったです。
指摘があるとおり「炎々」との類似性はあります。どちらが先かわかりません。別にSFを初め映画の設定などもはや出尽くされているので、似ているだけなら気になりませんけどね。ですが、騒ぐ人が出るのも理解できるくらいの類似性はあります。
人体発火やパイロキネシスはホラーかSFでモチーフにしやすいので何とも言えない面もあります。この概念が既に何かを参照しているはずなので。その意味ではどちらも模倣です。
ただ、類似性はどうでもいいですけど、炎々を思い出してしまうという「損」はあります。ああ、問題になりそうだな、と頭をよぎりました。このことが映画に没入するためのノイズになりました。
ということで冒頭10分もしないうちに前段の段階で様々なノイズが多々入ってしまい、映画鑑賞のための気分がそがれます。
そして、テーマ性、SF的なセンスオブワンダー、エンタメ性に着目してみても特になにもありません。
テーマは…なんでしょうね?BL最高?あの能力者たちに何か含意があるかわかりませんでした。経済のための犠牲者とか燃え尽き症候群は描いてないですよね。
SF設定は…うーん。平凡?データベース的にいろんなところから設定お借りします、みたいな感じです。
エンタメ性は画面の動きやアクション、爽快感などかもしれません。そこを評価するならわからなくないですが、私にはそこが拷問だったので無理です。キャラにしてもセリフの説明か叫んでるばっかりでエモい「シーン」はあってもヒューマン「ドラマ」が見当たりません。やっぱりBLくらいしか着目できません。
とにかく見いだせるものが何もない映画でした。今まで見たアニメ映画の中で一番つまらなくて、苦痛でした。
2022年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
炎を操る者たちと一般の者たちが戦うアクションアニメ。
次第に地球の命運をかけた戦いになっていく。軽快な作品だが重めのテーマである。
アクションは圧巻。迫力があり格好よい。絵の作風はやや個性的だが、アクションと相性が良いのかもしれない。
良い点
・鮮明に炎vs氷
・CGが絵と調和しており嫌味になっていない
・タイトル
悪い点
・注釈文字が個性的。格好良いのだが全く読みづらい。
・ガロが一部棒読み。良い部分もあるのと、不器用キャラでもあるので許容範囲か。
・リオが一部棒読み。良い部分もあるのと、ジブリ系男子の物言いと思えば許容範囲か。
・ルチアが一部日本語なのかすら怪しい。声は良いのとキャラ感もあるので許容範囲か。
・リーダー以外ほぼ非戦闘
・邪魔をする
・ロボットが一時的にダサい
・核心の設定がやや唐突で複雑。流しているぶんましではあるが。二度寝もくどい。
その他点
・BL
・ピザ職人
すべての映画レビューを見る(全299件)