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“偶然”をテーマにした秀逸な脚本が話題に! 東京国際映画祭2冠のフランス映画「悪なき殺人」12月公開

2021年8月26日 08:00

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監督は「「ハリー、見知らぬ友人」のドミニク・モル
監督は「「ハリー、見知らぬ友人」のドミニク・モル
(C)Jean-Claude Lother

第32回東京国際映画祭(2019年)のコンペティション部門で最優秀女優賞、観客賞を獲得した「Only the Animals(英題)」(映画祭上映時のタイトルは「動物だけが知っている」)が、「悪なき殺人」の邦題で、12月3日から公開されることが決定した。

東京国際映画祭での上映時には、“偶然”をテーマに練り込まれた脚本が映画ファンたちを唸らせ、大きな話題を呼んだ「悪なき殺人」。監督を務めたのは「ハリー、見知らぬ友人」でセザール賞を受賞し、25年のキャリアのうち製作本数はわずか6作という寡作作家ドミニク・モル。監督作の日本公開は「マンク 破戒僧」以来10年ぶりとなる。

画像2(C)HautetCourt
画像3(C)HautetCourt

フランスの山間の人里離れた町。吹雪の夜、ある女性が行方不明となる事件が発生した。この失踪事件を軸にした5つのストーリーが展開。5人の男女が思いもよらない形で繋がっていき、フランスからアフリカにまたがる壮大なミステリーに絡んでいた事実が浮き彫りになっていく。

主演は「イングロリアス・バスターズ」「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」に出演し、「ジュリアン」でセザール賞主演男優賞へのノミネートを果たした名優ドゥニ・メノーシェ。また、東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したナディア・テレスツィエンキービッツは、ダンサーから役者に転身した経歴を持つ新星だ。

画像4(C)Jean-Claude Lother

悪なき殺人」は、12月3日から東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開。12月4日からは、デジタル公開も開始。モル監督のコメントは、以下の通り。

ドミニク・モル(監督)】

コラン・ニエルの原作を読み、このユニークな設定をすぐ映画化したいと思いました。

物語は猛吹雪の夜に行方不明になったある女性の謎の失踪事件を軸に、それぞれ秘密を抱えた5人のキャラクターを中心にした5つのストーリーが展開していきます。いかにそれぞれが絡み合い、補い合い、かつ、矛盾しているか。彼らがどう紐づいていて、失踪事件の真相は一体何なのか、この謎めいた世界観に、読んでいて好奇心がどんどん掻き立てられました。原作を3分の2くらいまで読み進むと、物語の舞台が雪で覆われたフランスの山間の町から、突如、灼熱のアフリカに移り、驚かされました。私たちにとって物語の中心は、失踪事件の真相解明ではなく、登場人物たちと、彼らが取ってきた行動を通して彼らがそれぞれどんな夢を抱き、どんな世界に生きているかを描くことにあるのです。

本作は5つの「愛」の物語で構成しています。誤解や秘密、妄想、失望、幻滅から生じたフラストレーションの溜まった非対称の愛の物語です。どのキャラクターも愛したい、そして愛されたいという衝動にかられて行動しています。愛を求め、愛を信じ、愛を分かち合い、愛に生きる。それを叶えたくて彼らはみな理想を想像し、その想像が彼らを動かします。それが良い方向に転じる場合もあれば、悪い方向に転じることもあるのです。

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