「クルエラ」続編主演にエマ・ストーンが続投 劇場&配信ハイブリッド公開視野に俳優へ配慮も
2021年8月20日 13:00

「101匹わんちゃん」に登場する悪役の誕生秘話を描いた米ウォルト・ディズニーの大ヒット作「クルエラ」の続編で、エマ・ストーンが再び主演を務めることが正式に決定した。米Deadlineが独占で報じている。
コロナ禍で劇場公開だけでは十分な収益が見込めない現状を踏まえ、ハリウッドメジャー各社が劇場と配信サービスで同時展開するハイブリッド型公開モデルを模索するなか、5月28日に全米の劇場とDisney+の有料オプション「プレミアムアクセス」で同時発進した「クルエラ」は、世界累計興行収入2億2200万ドルを超える大ヒットを記録。興収の内訳については、ディズニーが公表を差し控えているため不明だが、米データ分析会社Samba TVの調査によれば、Disney+プレミアムアクセスを通じての収益は、オープニング4日間で2100万ドルを上回ったとのことだ。
そんななか、マーベル・スタジオ最新作「ブラック・ウィドウ」の公開をめぐり、主演女優のスカーレット・ヨハンソンが親会社ディズニーを契約違反で訴えたことが大きな話題となっている。契約時に劇場公開のみと約束されたにもかかわらず、劇場とDisney+で同時に公開、配信されたことで、興収の一部を取り分として受け取るバックエンド収入が大幅に減ったというのがヨハンソンの言い分だ。
同提訴をきっかけに、ハイブリッド公開モデルが出演者らにもたらす不利益が問題視されはじめていることを受け、ストーンの所属エージェンシーであるエンデバーのパトリック・ウィッテセル会長は声明を発表。「既存の配給形態の変化によって、タレントだけが一方的に損失を被るのはあってはならないこと。今回の契約は、スタジオ側とタレント側が平等に利益を分かち合うための打開策を示したという点で重要なものであり、エマの創作パートナーとしての作品への貢献度を認識、評価してくれたディズニーに感謝します」と、今回の契約内容がストーンにとって納得のいくものであったことを示唆している。
続編には、主演のストーンに加えて、前作でメガホンをとったクレイグ・ギレスピー監督(「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」)と脚本家のトニー・マクナマラも続投。公開日ならびに公開形態については、現時点でまだ明らかになっていない。
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