ジェニファー・ハドソン、ソウルの女王アレサ・フランクリンに! 圧巻の歌声響かせる「リスペクト」11月5日公開
2021年8月16日 08:00
「ドリームガールズ」で第79回アカデミー賞の助演女優賞を受賞し、歌手として第51回グラミー賞にも輝いたジェニファー・ハドソンが、ソウルの女王アレサ・フランクリンさんを演じる映画「RESPECT」(原題)が、「リスペクト」の邦題で、11月5日に公開されることが決定。2018年8月16日に亡くなったフランクリンさんの命日である本日、あわせて特報とポスターもお披露目された。映像では、ハドソンがパワフルな歌声を響かせている。
ハドソンが体現するのは、米ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位に選ばれたフランクリンさん。映画化にあたり、フランクリンさん本人が生前にハドソンを指名し、運命的なキャスティングが実現した。「ドリームガールズ」でハドソンがオスカーを手にした直後から、長期間にわたりプロジェクトが進められていたという。
本作では、映画のタイトルにもなっている楽曲「リスペクト」をはじめ、「シンク」「ナチュラル・ウーマン」など、一度は耳にしたことのある名曲たちを熱唱する渾身のステージ、仲間たちとセッションをしながら楽曲を生み出す舞台裏など、感動的なシーン満載で、フランクリンさんの人生が描き出される。ハドソンのほか、フォレスト・ウィテカー(「ブラックパンサー」)、マーロン・ウェイアンズ(「オン・ザ・ロック」)、メアリー・J・ブライジ(「ロック・オブ・エイジズ」)らが共演した。
少女の頃から抜群の歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華となったアレサ。しかし、そんな輝かしい姿の裏に隠されていたのは、尊敬する父(ウィテカー)や愛する夫(ウェイアンズ)の束縛や裏切りだった。極限まで追いつめられるなか、全てを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたアレサは、ステージに立ち、観客にこう語りかける。「この曲を、不当に扱われている全ての人に贈ります」――自らの心の叫びをこめたアレサの圧倒的な歌声は、やがて世界を歓喜と興奮で包みこんでいく。
特報では、ヒット曲「リスペクト」を歌い上げるアレサを活写。「伝説の歌声が 人生を変える 世界が変わる」という言葉の通り、見る者全てにパワーを与え、世界を変えていくほどのソウルフルな歌声を堪能することができる。後半には、仲間たちとのセッション、運命の男性との出会い、父とともに歌手を目指す姿、観客で埋めつくされたスタジアムで大歓声を浴びる様子などが映し出され、ドラマティックな物語を予感させる。またポスターは、きらびやかなステージを思わせる背景に、「この歌声は、世界の心をふるわせる。」というコピーがおさめられている。
8月13日の全米公開に先駆け、米ロサンゼルスのリージェンシー・ビレッジ・シアターで同8日(現地時間)にプレミアイベントが開催され、ハドソン、ウェイアンズ、マーク・マロン、タイタス・バージェスら豪華キャストたちが登壇。ドルチェ&ガッバーナのゴージャスなドレスで登場したハドソンは、「心から作り上げた作品です。ミス・フランクリンへの敬意を、可能な限り最高の形で表現できていることを祈ります」と語り、コロナ禍で約1年の延期となった本作が公開される喜びをかみしめていた。
「リスペクト」は、11月5日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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