スピルバーグ版「ウエスト・サイド・ストーリー」12月10日公開 ダンスシーン収めた予告編がお披露目
2021年8月10日 12:00

スティーブン・スピルバーグ監督が、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きにした大ヒットブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド物語」をリメイクする「ウエスト・サイド・ストーリー」が、12月10日に公開されることが決定した。あわせて、ダンスシーンを収めた予告編(https://youtu.be/JB5pM9gX52w)がお披露目された。
物語の舞台は1950年代の米ニューヨーク・マンハッタン。ウエスト・サイドには、夢や成功、そして自由を求める多くの移民たちがいた。しかし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り激しく敵対し合っていく。ある日、ジェッツと呼ばれるチームの元リーダーであるトニーと、ジェッツと対立するチーム、シャークスのリーダーの妹マリアが出会い、ふたりは一瞬でひかれ合う。そしてこのふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていく。
主人公トニー役を「ベイビー・ドライバー」で注目を集めたアンセル・エルゴートが演じるほか、マリア役には、3万人のオーディションを勝ち抜いた新人レイチェル・ゼグラーが抜てきされた。また、1961年製作の映画版「ウエスト・サイド物語」でシャークスのリーダーの恋人アニータを演じ、米アカデミー助演女優賞を受賞したリタ・モレノがトニーの良き理解者として出演している。スピルバーグ監督にとっては、今作が初のミュージカル作品となる。
このほど公開された予告編映像には、敵対するジェッツとシャークスの一触即発の対面シーンや、トニーとマリアがダンスホールで出会うシーンなど、今作を代表する場面がダンスとともに収められている。予告編のなかで流れる名曲「Somewhere」は、異なる立場の者同士が手を取り合うことができるのかという今作のテーマが反映されており、対立するグループのなかでひかれ合うふたりにもきっと安らげる居場所があるはずという思いが込められているという。
1957年にブロードウェイミュージカルとして誕生した「ウエスト・サイド物語」は、翌年トニー賞2部門に輝いた。61年には、巨匠ロバート・ワイズとミュージカル版を手掛けた演出家のジェローム・ロビンスが映画化。アカデミー賞で作品賞含む10部門を受賞している。

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