カール・マルクスの娘、エリノアの知られざる半生を初映画化「ミス・マルクス」9月公開
2021年6月18日 10:00

19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの娘で、女性や子供、労働者の権利向上のため生涯を捧げたエリノア・マルクスの激動の半生を映画化した「ミス・マルクス」の公開が9月に決定、このほど予告編とポスタービジュアルがお披露目された。
マルクス家の伝説の3姉妹の末娘であり、43歳の若さでこの世を去ったエリノアの、時代を先駆けた女性活動としての知られざる半生を描く人間ドラマ。1883年、イギリス。最愛の父カールを失ったエリノア・マルクスは劇作家、社会主義者のエドワード・エイヴリングと出会い恋に落ちるが、不実なエイヴリングへの献身的な愛は、次第に彼女の心を蝕んでいく。社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けの一人として時代を先駆けながら、エイヴリングへの愛と政治的信念の間で引き裂かれていくエリノアの孤独な魂の叫びが、時代を越えて激しいパンクロックの響きに乗せて現代に甦る。
(C)2020 Vivo film/Tarantula主人公エリノアに扮するのは「エンジェル」(07)、「つぐない」(07)のロモーラ・ガライ。エイヴリング役に「戦火の馬」(11)のパトリック・ケネディほか英国を代表する実力派俳優が集結。監督・脚本を手掛けたのは、イタリア出身のスザンナ・ニッキャレッリ監督。エリノアの生き様にアメリカのパンクロック・バンド、ダウンタウン・ボーイズの楽曲を重ねた大胆な演出で、2020年ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でベストサウンドトラックSTARS賞を含む2冠に輝き、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞11部門ノミネート、3冠受賞を果たした。
予告編は、革命家の父カール・マルクスの死からスタート。最愛の父の死を悼みながらも、「自分の人生を生きたい」と宣言するエリノア。時代を先駆けた女性活動家として活躍し、大衆を前に男女平等の実現、労働者の権利向上を力強く訴えかける。しかし、その素晴らしい業績の陰で、エイヴリングへの苦悩に満ちた愛と政治的信念の狭間で引き裂かれていく姿が明らかとなっていく。ダウンタウン・ボーイズによるカバー曲「インターナショナル」も登場し、クラシック×パンクロックの音楽が紡ぎだす本作の魅力が垣間見える映像だ。
9月上旬からシアター・イメージフォーラム、新宿シネマカリテほか全国順次公開。
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