マーベル社長、「ノマドランド」クロエ・ジャオ監督らインディペンデント映画監督を起用する理由を明かす
2021年5月1日 10:00

先日行われた第93回米アカデミー賞でクロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」が3冠に輝いたことを受けて、米バラエティはマーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長のインタビュー記事を掲載した。
ジャオ監督は、マーベル映画の新作「エターナルズ」でメガホンをとっている。「エターナルズ」は、ジャック・カービーが1976年に発表したコミックと、それに続くシリーズを原作とした初の実写映画で、エターナルズと呼ばれる超人種族を主人公にしている。2018年、ファイギ社長は映画化企画が開始したことを明かし、その後、ジャオ監督の起用を発表している。
ジャオ監督は当初、スカーレット・ヨハンソン主演のマーベル映画「ブラック・ウィドウ」の監督に立候補したものの辞退。その後、マーベル・スタジオの幹部ネイト・ムーアとともに「エターナルズ」の企画開発を行い、監督に採用された経緯がある。
ファイギ社長はマーベル映画に求める監督像について、「それまでに手がけた映画の規模に関わらず、私たちが一緒に仕事をしたいと思うフィルムメーカーがいます」と説明する。「独自の主張やメッセージを持った人たちです。彼女の場合は、必ずしも必須条件ではありませんでしたが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)やコミック、このジャンルの大ファンでした。彼女がこれまでに手がけた作品を見ても、必ずしもそれは伝わらないでしょう。だから、本人がそのことを教えてくれてとても良かったです」と語っている。
マーベル・スタジオは、これまでも「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブロー監督、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督、「ブラック・パンサー」のライアン・クーグラー監督、「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督ら、インディペンデント映画で頭角を現した監督を起用してきた。
ファイギ社長はその理由を、「ユニークな視点を持った人たちを集め、彼らに力を与え、スペクタクルを提供できる優れたアーティストや技術者たちと一緒に仕事をすることで、マーベル映画に求められる映像を生み出すだけでなく、それまで行ったことのない場所に導いてもらえるのです」と説明している。
ジャオ監督も、「マーベルのチームと一緒に仕事をするのは、本当に素晴らしい経験でした」と振り返っている。「エターナルズ」は、11月5日全米公開予定。

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