「漁港の肉子ちゃん」主題歌に10歳子役を抜てき エンディングテーマはGReeeeNに決定
2021年4月15日 07:00
明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ「漁港の肉子ちゃん」の主題歌とエンディングテーマが発表された。さんまが「人生の教科書」だと語る、吉田拓郎の楽曲「イメージの詩」を10歳の人気子役・稲垣来泉が歌い、エンディングテーマは以前からさんまと交流のあったGReeeeNが、新曲「たけてん」を書き下ろした。
本作は、西加奈子氏のベストセラー小説を原作に、漁港の船に住むワケあり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ奇跡を描く感動のハートフルコメディ。「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」「映画 えんとつ町のプペル」などのSTUDIO4℃がアニメーション制作を手掛け、監督は、「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」「海獣の子供」の渡辺歩が務める。主人公・肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、キクコをCocomiが担当するほか、花江夏樹、下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらの参加が発表されている。
主題歌に決まった「イメージの詩」は、吉田の盟友・武部聡志が編曲を担い、サウンドプロデュースをGReeeeNが手がけている。「小さい女の子に歌ってほしい」というさんまの発案から稲垣を抜てきし、レコーディングではさんまが「ボブ・ディランのように語りかけるように歌ってほしい。10年の人生経験をフルに発揮していただいて」と稲垣を和ませ、GReeeeNのHIDEによる丁寧な歌の指導のもと進められた。
エンディングテーマに決まった「たけてん」の楽曲名は、さんまからHIDEへ5つほど案を出した中から選ばれた。GReeeeNは「頭の中で、『たけかんむり』に、天ぷらの『天』と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!」と話している。
主題歌とエンディングテーマを使用した本予告も披露され、ラストには下野が担当したヤモリの意味深なセリフが収められている。
「漁港の肉子ちゃん」は6月11日から全国公開。さんま、GReeeeN、稲垣のコメント全文は以下の通り。
ドラマ「Jimmy アホみたいなホンマの話」の時に実感したことで、自分の体に染み込んだ歌でも、今の時代に伝わるんだというのがわかって「イメージの詩」も、何かしらの形で披露したいと思っていたんです。
それで、吉田拓郎さんにご連絡をしてOKをいただいて、「女性に歌ってほしいので、歌詞も変えさせてもらいたい」と伝えたら、「いいよ、いいよ、さんまちゃんの自由にして」と。それで、女性目線の歌詞にしようと思って、夜通し考えたけど、この曲は、この歌詞でないとダメだということがわかって。
女性に歌ってもらいたいけど、歌詞を変えるのはむずかしいから大人の歌詞を小さい女の子に歌ってもらったらいいんじゃないかと。今回、10歳の稲垣来泉ちゃんに歌ってもらったんですが、ものすごい理解力で。クインシー・ジョーンズが、ボブ・ディランに「語るように歌ってくれ」と言ったというエピソードを伝えて、「ボブ・ディランで」と依頼すると「はい。ボブ・ディラン」と、楽譜にメモとってくれたり(笑)思った以上の「イメージの詩」が出来ました。この曲が、また世に出てくれることが嬉しいです。
GReeeeNのHIDEとは以前から交流があって、仲の良いメンバーと食事のときに、冗談でHIDEに、映画の曲書いてもらおうとなったけど、その場で流れていて。しばらくしてから、「映画の曲やらせていただいていいですか?」とHIDEのほうから言ってきてくれて。
この曲は、僕の若い頃のテレビとか雑誌とかの情報を集めて、僕のことを調べつくして書いてくれたそうで。頭が下がる思いです。楽曲名は5つぐらい、HIDEに案を送ったんです。僕が「笑い」に拘っているのをHIDEが汲み取って「他のタイトル案も有難いのですが『たけてん』が呼んでます」と。それで「たけてん」に決まりました。
ひょんなことから、さんまさんが出逢った『漁港の肉子ちゃん』という素敵な作品。ボクたちGReeeeNも作品を読ませて頂き、楽しみながら曲づくりに向かいました!
曲をつくり始める前の段階から、さんまさんと何度もお話をし、映画の情景を思い浮かべながら、エンディングテーマの「たけてん」という楽曲になったわけですが、、、「たけてん???」と皆さまの脳内でなっていることと思います。それで合ってます(笑)
この「たけてん」という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!!頭の中で、「たけかんむり」に、天ぷらの「天」と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。(正確には『天』ではないのですが。。)笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!
また、主題歌の「イメージの詩」に関しても、サウンドプロデュースという形で関わらせていただきました。オリジナルの吉田拓郎さんへのリスペクトを胸に、さんまさんからの「小さい女の子に歌ってほしい」というアイデアを受け、編曲の武部さんとも話し合い、曲が完成しました。歌っていただいた、稲垣来泉さんの素敵な真っ直ぐさに胸をうたれました!是非、映画館で音楽にも注目してご覧ください!!!!
私は歌が好きですが、うまい方ではなく、とても緊張していました。レコーディングの時は、HIDEさんをはじめスタッフの皆さんが、私にわかりやすく「ここは4時間目の体育の時間が終わった時の感じで歌ってね」と学校の教科の時間で表してくれたので、とても歌いやすくて面白かったです。
さんまさんもとても褒めてくれました。さんまさんが声で選んでくれた事に自信を持って、私は歌いきりました。さんまさんやスタッフの皆さんが、うなずいてくれたので、とても良い歌になっていると思います。
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