米ワーナー、DC映画「New Gods」&「アクアマン」スピンオフを製作中止
2021年4月10日 08:00
米ワーナー・ブラザースは、DC映画の「New Gods(原題)」と、「アクアマン」のスピンオフ作品「ザ・トレンチ(仮題)」の製作を中止すると発表した。
「New Gods(原題)」は、アメコミ界の伝説ジャック・カービーがマーベルからDCに移籍後、まもなく発表した同名コミックスが原作。あらゆる生命体の思考と感情を操ることができる「アンチライフ方程式」をめぐり、敵対する2つの惑星「ニュージェネシス」と「アポコリプス」の戦いが描かれる。「グローリー 明日への行進」のエバ・デュバーネイ監督がメガホンをとり、コミック作家トム・キングと共同で脚本執筆を進めていた。
「ザ・トレンチ(仮題)」は、「アクアマン」で主人公たちを襲撃する怪物トレンチを主人公にしたスピンオフ映画で、ジェームズ・ワン監督がプロデューサーのピーター・サフランと企画開発を進めていた。
ワーナーとDCフィルムズはこのほど、「DC映画のラインナップとして、『New Gods(原題)』と『ザ・トレンチ(原題)』を棚上げすることになりました」と声明を発表。「これまで時間と労力を注いでくれたエバ・デュバーネイ監督とトム・キング、ジェームズ・ワン監督とピーター・サフランには感謝しています。引き続き、別のDCのストーリーで一緒にお仕事できることを楽しみにしています」と語っている。
なお、ワーナーの次のDC映画は、ジェームズ・ガン監督の「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」。その次に、ロバート・パティンソン主演の「ザ・バットマン」が控えている。