マーベル新ドラマ「ミズ・マーベル」に新星ローレル・マーズデン
2021年2月24日 11:00
マーベル・スタジオが Disney+向けに準備中の新ドラマ「ミズ・マーベル(原題)」のキャストに、Quibi(現在はサービス終了)のサバイバルスリラー「Survive(原題)」で注目を集めた新星ローレン・マーズデンが新たに加わったことがわかった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
マーベル・コミック史上初のイスラム系ヒーローとして話題を呼んだ主人公のミズ・マーベルことカマラ・カーンは、米ニュージャージーに暮らすパキスタン系アメリカ人の少女。ある事件により体内で眠っていた超人類“インヒューマンズ”の遺伝子が覚醒し、自由自在に身体を変化させる特殊能力を身につけた彼女は、思春期特有の悩みと葛藤しながらも、等身大のスーパーヒロインとして悪に立ち向かう。
マーズデンが演じるのは、2014年刊行のマーベル・コミック「ミズ・マーベル」第3巻に、カマラ・カーンが初めて命を救った者として初登場したゾーイ・ジマーというキャラクター。その後ふたりは、いじめっ子といじめられっ子という関係でありながらも同時に友人という、「スパイダーマン」でのフラッシュとピーター・パーカーのような関係を築いていく。
ヒロインのカマラ・カーン役に、映画やテレビドラマへの出演歴がない無名の新人イマン・ベラーニが大抜てきされたのと同様に、マーズデンも「Survive(原題)」以外に主だった出演作がない新人だが、同作での演技が批評家から高い評価を得たことで、今回の抜てきに繋がったようだ。
演出は、「バッドボーイズ・フォー・ライフ」を手がけたアディル・エル・アルビとビラル・ファラー監督コンビや、アカデミー短編ドキュメンタリー賞に2度輝いたパキスタン出身の女性監督シャルミーン・ウベード=チナーイ、「ウォーキング・デッド」「Marvel パニッシャー」「アウトランダー」など数多くの米人気ドラマを手がけきたミーラ・メノンら、個性豊かな監督陣が演出を手がけることでも注目を集めている。
「ミズ・マーベル(原題)」は、21年Disney+での配信に向けて、米ジョージア・アトランタで撮影が進められている。