アウトランダー
解説
「パッション」のジム・カビーゼル主演によるSFファンタジー。とある惑星から飛び立った宇宙船が、8世紀の地球・ノルウェーに不時着した。唯一の生存者である乗組員ケイナンがバイキングに捕らわれる一方、宇宙船に潜んでいた殺戮生命体「モアウェン」が次々と人間たちを襲いはじめる。バイキングの族長の命を救ったことで信頼を得たケイナンは、彼らと力をあわせてモアウェンを倒すべく立ちあがる。共演に「トリスタンとイゾルデ」のソフィア・マイルズ。
2008年製作/115分/アメリカ
原題:Outlander
スタッフ・キャスト
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2021年4月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
たまたま見つけて見ましたが、なかなか良かったです。よそ者が溶け込むところがバイキングらしくてニンマリ。
2021年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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主人公は異星人、常識で考えると人間そっくりの異星人が居る確率は無に近いのですから、普通はタイムスリップした未来人を使うところでしょう。なんでも地球は昔、植民地だったらしい、ひょっとすると我々は彼らの末裔かも、妙な装置を覗きこむと速攻で必要な知識が頭に叩き込まれるので地球人とのコミュニケーションに苦労はしないようだ。族長の娘は彼を神の使いと思い込む、見た目も食生活もまるで人間、おそらくあれも同じなのでしょう、この辺の前提に違和感があると成立しない映画でしょう。
お話はエイリアンものと中世のバイキングものを合体、エイリアンものも出尽くした感があるし銃器で倒せてしまうので中世を舞台としたのだろう。したがって主人公の銃は早々に紛失、唯一歯の立つ剣は宇宙船の残骸で工夫する凝った仕掛け。北欧神話のドラゴンの由来が宇宙渡来説という発想も面白い。
クリーチャーはコモドドラゴン風、普通は殺るか殺られるかの単純な関係性なのだが本作は妙にクリーチャーにも同情的、それは生息する星を異星人が侵略し殺戮、逆に彼らが襲われるのは因果応報、まして関係のない地球の住人まで巻き込んでしまったことに悩んでいるという設定も湿っぽくて珍しい。もしかしてその星は白亜紀の地球?、恐竜絶滅は隕石衝突ではなかったかも知れないと言うのは考え過ぎかしら・・、いろいろと妄想を掻き立てられる映画です。
アクションシーンは多めですが暗いシーンが多いのは粗隠しなのでしょう、パンの多用や手振れもあり見づらく下手な部類でしょう。
よそ者(アウトランダー)の彼が村人と打ち解けるのに盾乗りゲームという宴会芸を仕込むのはアナログ的で面白い、クリーチャーとの死闘にバイキングの族長の娘とのロマンス、村の孤児への慈しみなどを添えて既定路線とは言え、なかなか面白い作品に仕上がっていました。
2020年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
SFファンタジー且つモンスターパニックでモチーフが古代の王国。
これで傑作を期待しろというのが無理だが、見てみるとわりとちゃんとしてる笑
そこにちょっと驚きがある。なぜ、これをこのクオリティでやろうと思ったのか。まったく謎である。
なんとなく初代マッドマックスを彷彿とさせる。
文句が意外と出てこない。もしかして愉しんだのかもしれない。
あと、あの姫がどうもエロいような気がする。露出は得にないし気のせいかもしれないが、どうもエロいような気がしてならない。
2020年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
地球も移民計画候補惑星の一つだったという惑星開拓していた宇宙人。8世紀のノルウェーに不時着し、ケイナンだけが生き残った。彼の乗った宇宙船には殺戮生命体モーウェンが潜んでいて、それがバイキングの村を襲ったのだ。恐竜の顔に赤い閃光を放つ不気味なモーウェン。ヘロット族に捕らえられるも、熊を倒したおかげでロスガー王(ジョン・ハート)を救い、仲間として歓迎されることになった。
キリスト教や北欧神話の話題も飛び出すが、“神の使い”も一応伏線になっている。ドラゴンの紋章が王の証だったり、ガナー(ロン・パールマン)率いる隣の部族が何者かによって壊滅したことで、部族間の争いというところも面白い。怪物モーウェンだけでなく部族間戦争も見どころの一つなのだ。
ロスガーには男勝りな娘フレイヤがいるが、父親からは結婚を急かされているというのも定番なのでストーリーは見やすい。二度目の襲撃により、ガナーたちと和解。共通の敵を倒すために落とし穴で仕留めようとするのだった。しかし、そう簡単には怪物を根絶できない!チビモーウェンまで登場し、村人を恐怖のどん底に突き落とすのだ・・・
『ベオウルフ』など北欧ドラゴン伝説を扱った作品はいくつかありますが、こうした宇宙人とエイリアンを題材に新しい切り口の作品だなぁ~と感じます。そして「神」。神話の元となるのも、こうした話があったからではないか!などと考えると、宇宙人が古代文明を作ったというオカルト話も楽しく思えてきます。
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