ムロツヨシ、映画初主演! 男手ひとつで娘を育てる牧師を演じる「マイ・ダディ」今秋公開

2021年1月22日 04:00


「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILMS 2016」準グランプリ作品を実写映画化
「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILMS 2016」準グランプリ作品を実写映画化

俳優のムロツヨシが実写映画初主演を飾る「マイ・ダディ」が、今秋に公開されることがわかった。本作は、映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILMS(TCP) 2016」で準グランプリに輝いた「ファインディング・ダディ」を実写映画化したもの。ムロは牧師で、中学生の娘とふたりで暮らすお人好しな主人公・御堂一男を演じる。

「TCP」は、これまで「嘘を愛する女」「ブルーアワーにぶっ飛ばす」など良質な作品を世に送り出してきたプロジェクト。「ファインディング・ダディ」は、金井純一監督が、TCPへの応募422作品のなかから準グランプリを獲得した企画だ。映画版のタイトルは「マイ・ダディ」に決定。金井監督がメガホンをとり、ドラマ「ミス・シャーロック Miss Sherlock」で知られる及川真実と共同脚本を手掛けている。

小さな教会の牧師として働く一男は、中学生の一人娘を男手ひとつで育てている。8年前に最愛の妻を亡くして以来、苦労がないと言えば嘘になり、決して裕福とは言えないが、幸せな日々を送っていた。儲からないけれど皆からは牧師として慕われ、掛け持ちしているアルバイトでも周囲から頼られている。今は難しい年頃だが、娘も素直な良い子に育ってくれている。しかし、一男はある日、娘が病魔に侵されているという信じられない事実を突きつけられる。

2021年で役者を始めて25年、明日1月23日に45歳を迎えるムロは、「この物語の父になりたいと思いました。この役というより、この父になりたいと。こういう話があるんだけど、と渡された台本。2時間後に『やらせてください』と連絡していました」と、物語への愛を語る。「それから数年かかってしまって、なんちゃらウィルスのため撮影も延期。それでもここで、この映画製作のお知らせができることに、ただただ喜んでいます。この父をやりきってきました。どうか、どうか、覚えておいてください。そして見たいという期待を持ってください」と願いをこめた。

大学在学中からドキュメンタリーなどの映像作品を製作し、13年に「ゆるせない、逢いたい」で商業映画デビューを果たした金井監督は、「人々の心を動かす映画を作るためには、俳優とタッグを組むことが不可欠だと思っています。今回、ムロツヨシさんとタッグを組ませていただきました。しかもムロさんにとって、この作品が映画初主演となる。この映画だけは、絶対に失敗できない。監督として尋常じゃないプレッシャーのもと、撮影に臨みました……と言いたいところですが、ムロさんのお人柄もあり、とてもいい緊張感の中で撮影ができました」と述懐。さらに、「映画のテーマは『愛』。脚本に4年以上かけました」「映画の中に、今まで見たことのないムロさんがいます。だいぶハードルを上げていますが、それを超えていける映画だと思います」と期待をあおった。

マイ・ダディ」は、20年12月6日に撮影がスタートし、同月24日にクランクアップ。今秋に公開される。

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