スティーブン・ソダーバーグ監督がアカデミー賞授賞式をプロデュース
2020年12月17日 11:00

映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は、2021年4月に開催される第93回アカデミー賞授賞式のプロデュースを、テレビプロデューサーのジェシー・コリンズと映画プロデューサーのステイシー・シャー(「エリン・ブロコビッチ」「ジャンゴ 繋がれざる者」)、「トラフィック」でアカデミー賞監督賞を受賞したスティーブン・ソダーバーグの3人が務めると発表した。
いずれもアカデミー賞授賞式のプロデューサーを務めるのは初めてだが、なかでもソダーバーグの起用が注目を集めている。AMPASのデビッド・ルービン会長とドーン・ハドソンCEOは、3人の起用理由について、「来たるアカデミー賞は、イノベーションを起こし、授賞式の可能性を再定義するための絶好の機会です」と説明。コロナ禍で従来の授賞式が実施できるか不透明ななかで、新たな可能性を模索するために大胆な起用を決断したようだ。
ソダーバーグといえば、「オーシャンズ11」のようなスタジオ大作映画を作りつつ、劇場公開と同時にVOD配信を行ったり、iPhoneによる映画製作を行ったりと、常に新たな試みに挑戦していることで知られる。アカデミー賞授賞式が新型コロナウイルス感染拡大という前代未聞の危機にさらされているいま、どのような妙案を出すのか注目だ。
この発表に際し、プロデューサーを務めるコリンズ、シャー、ソダーバーグの3人は共同で声明を発表。「ワクワクしているのと同時に恐怖も感じています。私たちが置かれている状況が異常だからこそ、映画と映画を作る人たちに新しい方法で焦点を当てる機会だと思っています。私たちが大好きな映画のように感じられる授賞式にしたいと思っています」と意気込みを語っている。
第93回アカデミー賞授賞式は、21年4月25日(現地時間)に開催予定。従来通り米ハリウッドのドルビーシアターで行われるかどうかは、現時点では明らかにされていない。
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