小栗旬「日本沈没」に主演! 松山ケンイチ×杏×仲村トオル×香川照之と共闘
2020年11月26日 05:00
俳優の小栗旬が、2021年10月期にTBSで放送される日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」に主演することが明らかになった。小栗が同枠のドラマに出演するのは、「獣医ドリトル」以来11年ぶり。また、松山ケンイチ、杏、仲村トオル、香川照之が出演することも発表された。
「日本沈没」は、1973年に刊行された小松左京氏の不朽の名作。これまでに何度となく映画化、ドラマ化、アニメ化されてきたが、今作では舞台を2023年の東京に置き換え、主人公を含むオリジナルキャラクターが登場するなど大胆なアレンジを加えて制作する。
小栗は、公開中の映画「罪の声」で主人公の新聞記者・阿久津英士を好演しているほか、来年にはハリウッドデビュー作「ゴジラVSコング(仮題)」の公開が控えている。さらに、三谷幸喜が演出を手掛ける22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主演することも決まっており、八面六臂の活躍を続けている。
今作で息吹を注ぐ主人公の天海啓示は、目的のためには手段を選ばず時には強引な手法で政策を推し進めてきた野心家の環境省官僚。各省庁の次代を担う精鋭たちで構成された“日本未来推進会議”に省を代表して参加するなか、日本地球物理学界の異端児・田所博士の暴論を通し、日本が未曾有の事態へと追い込まれていく運命に巻き込まれていく。
出演に際し、「『日本沈没』という未だかつてない困難に立ち向かっていく作品です。ただでさえ苦しい環境のなか、この題材は非常に難しいお話ですが、その中でも“希望”と“人間の強さ”を届けられるよう、自分を含めキャスト、スタッフ全力で希望を持って真摯に作品に向かっていきます。今を生きる皆さんへの賛歌になれるような作品にしていきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください」とコメントを寄せている。
また、松山は日本未来推進会議に経産省を代表して参加し、議長を務める常盤紘一に扮する。天海(小栗)とは大学の同期で、互いを認め合っているという役どころだ。小栗とは、「リターンマッチ ~敗者復活戦~」以来17年ぶりの共演。小栗とは初共演となる杏は、週刊誌の女性記者・椎名実梨を演じ、環境省の腐敗を暴こうと取材をするなかで天海と出会う。
円熟味が増してきた仲村が担うのは、日本未来推進会議を発足した張本人で、誠実さを売りに高い支持率をもつ総理大臣・東山栄一。小栗とは24年前に「ラスト・イニング」で初共演以来、共演を重ねているが、近年では「二つの祖国」で対峙している。そして、原作でも重要な鍵を握る人気キャラクターの田所雄介を演じるのが香川だ。「半沢直樹」での熱演が記憶に新しいが、日曜劇場への出演は11回目。小栗とは、「キサラギ」以来14年ぶりの共演を果たす。
2023年、東京。東山総理(仲村)は、世界環境会議で汚染物質を液化して海底地層の隙間に貯留する「COMS<コムス>」のさらなる推進を高らかに表明した。さらに東山は、“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗)、経産省の常盤紘一(松山)も選ばれていた。そんな折、週刊誌に関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川)の記事が掲載される。この記事が原因で一部の団体がデモを起こし、天海は事態収束のために田所と対面。しかし田所は天海の話に一切耳を傾けず、「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という不気味な予言を放ち、天海は翻ろうされる。そんな矢先、天海は週刊誌・サンデー毎朝記者の椎名実梨(杏)に「Dプランズ」という環境ビジネスで稼ぐ企業と環境省のあらぬ癒着疑惑を突きつけられる。一抹の不安を抱えつつ、常盤と趣味のスキューバーダイビングに出かけた天海は、そこで衝撃的な出来事に遭遇してしまう。
まだ全ての台本が手元に無いのでどんな話になるのか分かりませんが、想定外の国の危機に日本人はどう立ち振る舞っていくのか、どう助け合っていくのか、どんな答えが出るのか、楽しみです。客観的に国のこととそこに生きている自分自身を見つめ直すきっかけになる作品になると思います。
今回初めてTBS連続ドラマにレギュラー出演させていただくことになりました。日本沈没というどうしようもない自然の脅威にどう立ち向かうかというキャラクターたちの姿は、今の混乱の世の中で戦っている皆様と近い気持ちで共鳴し合えるのかなと思っています。そして、演じる私たちもそのような不安や脅威を抱えつつ乗り切ることになります。これを映像として残せることは意味があるような気がしています。万全の体制で挑みつつ、全力でぶつかっていきたいと思います。
2007年の「華麗なる一族」以来の日曜劇場。はじめての総理大臣役に緊張しています。僕が演じる東山首相は、物語のはじめは一国のリーダーとしてはやや弱く甘い男に見えますが、逆風の中、上り坂を登った足に力がつくように、最終回を観た人たちに、困難な状況の日々でも諦めず前を向いて歩き続けた人間の未来には少し強くなった新しい自分がいる、というような希望を感じていただけるように全力で頑張ります。
政府側の海洋環境改革方針に対し、独自の理論で徹底的に異論を唱える頑固な博士の役です。ドラマの原作は何十年も前のものですが、環境破壊問題はいま別の形でこの地球を襲っています。その意味でも我々には、未来まで持続可能な環境への取り組みが不断に求められている。日本が沈没するという、かつては荒唐無稽と思われたテーマを通して、地球が現在抱えている多くの課題を、改めてこのドラマで訴えていきたいと思っています。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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