「高倉健特集上映」9月18日から丸の内TOEIで開催!「動乱」4Kデジタルリマスターも11月6日公開
2020年9月14日 18:00
[映画.com ニュース]高倉健さんの主演作4作品を上映する「高倉健特集上映」が、9月18日から東京・丸の内TOEIで開催されることが決定。さらに、2014年11月10日に逝去した高倉さんの七回忌にあたる今年、吉永小百合と初共演を果たした「動乱」(1980)の4Kデジタルリマスター版が製作され、11月6日から公開されることも発表された。
「動乱」は激動の昭和の時代に生きた、寡黙な青年将校とその妻の愛をめぐる物語。公開から数十年が経過したオリジナルネガを、4K映像のハイクオリティでデジタルスキャニングし、1コマ1コマ丁寧にレストア(修復)作業することで、公開当時の鮮明な美しさでスクリーンによみがえらせる。
さらに特集上映では、「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」(66)、「新幹線大爆破」(75)、「網走番外地」(65)、「冬の華」(78)がラインナップされている。高倉さん主演の任侠シリーズ第2作「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」では、対立する榊組と左右田組の抗争を描く。宇都宮の石切場を取り仕切る榊組は、親分を失ってから、新興の左右田組に押され気味だった。心ならずも榊組の親分・幸太郎を斬った花田秀次郎は、出所後に幸太郎の墓参りをし、未亡人の八重と幸太郎の忘れ形見・和夫と出会う。秀次郎は罪を償うため、何度か榊組の窮地を救う。やがて榊組の幹部・畑中圭吾と秀次郎は左右田組に殴り込み、石切り場での死闘が繰り広げられる。
「新幹線大爆破」は、乗客1500人を乗せた新幹線に爆弾が仕掛けられ、犯人と捜査員の息詰まる駆け引き、極限状態の人間模様を描くパニックサスペンス。そして、大ヒットシリーズ第1弾「網走番外地」では、親分のために起こした傷害事件により服役した任侠やくざ・橘真一が、強盗犯・権田の脱獄計画に巻きこまれ、北海道の大雪原を舞台に命を賭けた逃亡劇が展開する。倉本聰が脚本を手掛けた「冬の華」では、自分が殺してしまったやくざの娘を、陰からじっと見守る男の姿を描き出した。
「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」「新幹線大爆破」は9月18日から、「網走番外地」「冬の華」は同月25日から丸の内TOEIで上映される。「動乱」4Kデジタルリマスター版は、11月6日からT・ジョイPRINCE品川ほかで公開。なお、追加の上映劇場は東映映画公式Twitter(@Toei_films)で確認できる。