大林宣彦監督が絶賛したドキュメンタリー「沖縄スパイ戦史」DVD発売決定! アンコール上映も
2020年8月7日 22:00
本作は、2018年7月に公開され、第92回キネマ旬報ベスト・テン「文化映画」第1位、日本映画ペンクラブ賞2018年「文化映画部門」ベスト1といった数々の映画賞に輝いた作品。公開時には、故・大林宣彦監督が「瞠目しました! 僕ら日本人は、あの日本の戦争に就いて、未だ未だ何も知らない、知らされていない。知らぬ事は罪。これは日本人、否世界の人間共にとって、必見の一作!! 立派な作業に、頭を垂れます。目醒めよ!」と絶賛のコメントを寄せていた。
第二次世界大戦末期、米軍が上陸し、民間人を含む20万人余りが死亡した沖縄戦。第32軍・牛島満司令官が自決する45年6月23日までを“表の戦争”とするならば、北部ではゲリラ戦やスパイ戦など“裏の戦争”が続いた。作戦に動員され、故郷の山に籠って米兵たちを翻ろうしたのは、10代半ばの少年たち。彼らを護郷隊として組織し、秘密戦のスキルを仕込んだのは、日本軍の軍の特務機関「陸軍中野学校」出身のエリート青年将校たちだった。44年の晩夏、42人の「陸軍中野学校」出身者が沖縄に渡った。ある者は偽名を使い、学校の教員として離島に配置された。身分を隠し、沖縄の各地に潜伏していた彼らの真の狙い、もたらした惨劇を紐解いていく。
DVDの価格は、3800円(税抜き)。特典映像(合計73分)は「2018年『沖縄スパイ戦史』完成」「2020年桜を見る会とフィールドワーク」「護郷隊シンポジウム “伝えたい少年たちの体験”」となっている。
また、各地のミニシアターでの再上映も決定。愛知・シネマテークは8月11~14日、東京・ポレポレ東中野は8月22日~9月4日となり、大阪・第七藝術劇場とシアターセブンでは「三上智恵監督 特集上映」を実施。8月11~14日の期間、本作のほか、「標的の村」「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」「標的の島 風(かじ)かたか」を日替わり上映する。
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