沖縄スパイ戦史

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解説

「標的の村」「標的の島 風かたか」など沖縄基地問題を題材にした作品を手がけてきた三上智恵監督とジャーナリスト大矢英代が、沖縄戦の知られざる真実に迫ったドキュメンタリー。第2次世界大戦末期、連合国軍の上陸により、1945年6月に降伏するまでの3カ月の間に民間人を含む24万人余りが命を落とした沖縄戦。しかし、降伏後も沖縄北部ではゲリラ戦、スパイ戦が繰り広げられていた。その裏には、1944年夏に沖縄の地に渡り、身分を隠して沖縄の各地に潜伏していた工作員養成機関「陸軍中野学校」出身者42人の存在があった。

2018年製作/114分/日本
配給:東風

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
橋本佳子
木下繁貴
撮影
平田守
編集
鈴尾啓太
音楽
勝井祐二
監督補
比嘉真人
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映画レビュー

5.0知らなすぎることを痛感

2020年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

沖縄で繰り広げられた戦争、学校で教えてもらったのは歴史での授業。
年表の文字と教科書内のいくつかの活字で。
それだけでこの事実に触れることが終わる日本人は多いであろう。
僕もその一人。

自衛隊は、国はいざとなったら国民を最優先で守ってくれる。
今も震災などあると先頭に立って救助・支援活動をしているじゃないか。
そう思っている日本人は多いであろう。僕もその一人。

認識を変えなければならないことが多く語られる。
知らなかった事実、悲しい事実が語られる。
誰かの主張で語られるわけではない。
歴史を明らかにすることで、その歴史が、過去の事実が語るのだ。

信じがたい事実の連続で心が締め付けられる。

繰り返さないためにどうしたらいいか?
戦争や魔女狩りのような愚かなことをするのも人間なら
過去に学び考え最善を尽くせるのも人間である。
後者でありたい。
そのためには事実を知らなけレバならない。
どうか、この映画がより多くの方に届くことを願う。

本作の終盤、過去を知る方々が口々に同じ言葉を話します。
その言葉はシンプルですが、ずっしりと心に染み込み残り続けます。

必見。

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バリカタ

5.0軍隊は国民を守らない

kossyさん
2020年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「鉄血勤皇隊」や「防衛隊」についてはよく知られているが、沖縄本島北部で組織されていた秘匿部隊「護郷隊」については知られていない。陸軍中野学校で鍛えられた将校が中心となり、地元の10代半ばの少年を中心にしたゲリラ部隊、スパイ部隊なのだ。三上、大矢両監督が生存者や遺族の方たちに直接インタビューして、その実態が見えてくる。

 約1000人からなる「護郷隊」は村上中尉、岩波中尉が組織し、迫りくる米軍の情報を入手したり、食糧庫を爆破するなどの任務を負っていた。中には、わざと捕虜になりガソリンに火をつけたり爆破したりする兵士もいたそうだ。現在のアフリカでも少年が銃を持つ光景や、イスラム過激派の自爆テロなんかを想像すればわかりやすい。慰霊碑の前では護郷隊の歌を歌ったりするが、内容は天皇に身を捧げるというものだ・・・

 二つ目のテーマとして、八重山諸島におけるマラリア事件。波照間島に一人の山下虎雄という教師がやってくるが、実は教員を指導する軍人だった。沖縄戦が間近になったとき、住民1400人教が西表島へと強制的に移住させられ、劣悪な環境の中でマラリアに感染。500人ほどが亡くなった話だ。山下というのも偽名。日本刀を隠し持っていた等、まるでミステリーのような実話には身震いしてしまうほど。

 そして三つ目は敗残兵となった兵が住民に協力を要請して「国士隊」を組織させたという話。これは現在においても口をつぐんでいる人が加害者・被害者ともにいることで、全貌まで解明できない難しさがあるが、とにかく戦争協力、住民相互の監視、スパイ容疑の者を射殺・虐殺、日本軍の非道さを思い知らされる内容でした。死んだ人間は全て敵に殺されたという戦死扱い。捕虜になったり、英語を話せたりしただけで友軍に殺されたそうだ。およそ100人。

 日本軍は軍機保護法を根拠に、そうした日本人殺しもできる時代だった。負傷して足枷になる兵だって銃殺され、一般人さえも犠牲になる。軍は国民を守るのではなく、基地を守り、敵を倒すこと、国体護持することが基本。今の自衛隊はどうなのか?という突っ込んだところまで監督は描くのですが、結論付けてはいない。特定秘密保護法が成立してしまったため、そうなる可能性が高いということだけはハッキリしていた。もちろん有事になった際なのだが・・・

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kossy

3.5軍拡への静かなる警鐘

ちゆうさん
2020年8月8日
Androidアプリから投稿

闇黒史の生き証人たちが語るリアルな軍隊像を見て、同じ過ちを繰り返さないよう、1人でも多くの日本人が知るべき内容がこの作品には詰まってます。

人の命がこんなにも軽くていいはずがない。

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ちゆう

5.0護郷隊

2020年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

先の沖縄戦で日本軍は地元の子供たちを集め、「護郷隊」を千人規模で編成、アメリカ軍と戦わせた。
指揮したのはすべて陸軍中野学校の卒業生で、スパイ教育を行った。
彼らは各島に配属され、村民たちを操った。
アメリカ軍に殺され、日本軍に殺され、沖縄人同士で殺し合うなど、想像を絶する事態となった。
沖縄の人たちの本土に対する思いが切ない。

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いやよセブン
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