「パラサイト」大成功の舞台裏をマンガで描く、「マンガでわかるポン・ジュノ」が発売
2020年6月10日 12:30

[映画.com ニュース] 「パラサイト 半地下の家族」の世界的な大ヒットのリバウンドで、最近は雲隠れしているという噂も伝えられるポン・ジュノ監督だが、このほど、監督デビュー作「ほえる犬は噛まない」から、「パラサイト」におけるオスカー作品賞受賞に到るまで、ポン監督の半生を描いたコミック本「マンガでわかるポン・ジュノ」が出版された。
本作によれば、1969年生まれのポン・ジュノは、81年頃、自宅のテレビで「自転車泥棒」を見たことなどがきっかけで映画監督を目指すようになったという。やがて、夢が叶って映画監督デビューするが、第一作「ほえる犬は噛まない」が興行的に失敗したことによる反省と学びや、「グエムル 漢江の怪物」の撮影現場で見せるディテールへの徹底的なこだわり(その姿勢は「ポン・ジュノ」と「ディテール」を合わせて「ポンテール」と呼ばれている)など、ポン監督の映画制作の歴史が、撮影現場におけるメイキング映像のように、コミック形式で綴られていく。
「パラサイト 半地下の家族」の章では、この映画に階段のシーンがとても多く、キャストとスタッフが「階段映画」と呼んでいたなど、映画を鑑賞した人ならではの共感ポイントがふんだんに語られている。
映画の撮影スタッフそれぞれの役割や、映画制作のプロセスなども分かりやすく解説されており、子どもから大人まで楽しめる内容だ。著者はストーリーボックス作、チェ・ウビン画、日本での版元は飛鳥新社。価格は1200円(税別)、Kindle版も発売中。
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