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フジテレビ発「ホラーアクシデンタル」がハリウッドリメイク! 配信先は「Quibi」に

2020年4月23日 10:00

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日常に潜む恐怖や人間の狂気を描いたネオジャパニーズホラー
日常に潜む恐怖や人間の狂気を描いたネオジャパニーズホラー
(C)フジテレビ

[映画.com ニュース] 2013年にフジテレビの深夜帯に放送された「ホラーアクシデンタル」と、動画配信サービス「FOD」で配信されている「ホラーアクシデンタル2」のハリウッドリメイク版の企画開発が決定。携帯端末専門の新動画プラットフォーム「Quibi」で配信されることがわかった。

「ホラーアクシデンタル」は、フジテレビが不定期に放送してきたホラードラマシリーズ「CX-horrors」に含まれる作品。心霊、祟りといった日本古来のホラーや、ゾンビや超常現象といったオカルトとは異なる“ありふれた日常生活に潜む恐怖や人間の狂気”を描いたネオジャパニーズホラーだ。「“隠れビッチ”やってました。」「弱虫ペダル」の三木康一郎監督が演出を担当している。

本作とハリウッドをつなぐマッチメーカー役となったのは、アミューズの北米子会社である「アミューズグループUSA」。同社が進めるハリウッドのメジャースタジオ、テレビネットワーク、制作会社などに、日本発のIPを紹介する「J-CREATIONプロジェクト」を通じ、フジテレビは2016年より自社IPのハリウッドリメイク化の交渉、企画開発を推進してきた。このプロジェクトでは、これまでにも複数のスタジオオプション契約、企画開発ディールを締結してきたが、実際に製作、配信が決定したのは、「ホラーアクシデンタル」のリメイクが初となる。

ハリウッド版の制作を手掛けるのは、MTVネットワーク前社長のバン・トフラーが設立した映像スタジオ「Gunpowder&Sky(ガンパウダー&スカイ)」。「スノーホワイト」「ダイバージェント」「ミュータント・タートルズ」「トゥームレイダー ファースト・ミッション」に参加したエバン・ドハーティが、監督、脚本を務める。

フジテレビのコンテンツ事業室・大辻健一郎氏は「祟りでもゾンビでもスプラッターでもない、独特の世界観を持った東京発の本作が、ハリウッドの実力派クリエイター達によってどのような作品になるのか楽しみです」と期待大。一方、ドハーティ監督は「フジテレビがプロデュースしたドラマは、ホラーではありがちな手法を一切使わずに、とても不気味でユニークな作品に仕上がっています。このシリーズをアメリカ向けにアダプトできることを光栄に思います」とコメントを寄せている。

なお、配信先となる「Quibi」は、ドリームワークス・アニメーションを長年にわたり率いたジェフリー・カッツェンバーグと、ebayやヒューレット・パッカード・エンタープライズの社長兼最高経営責任者を務めたメグ・ホイットマンが、18年に立ち上げた新興メディア企業で、携帯端末向けに1本10分以下のプレミアムコンテンツを提供。ハリウッド版「ホラーアクシデンタル」は、配信時期を調整中。

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