“オトナになれない大人たち”のハッピーエンドは? 「15年後のラブソング」予告&ポスター
2020年4月1日 08:00

[映画.com ニュース] イーサン・ホーク演じる伝説のロックスターと腐れ縁カップルの三角関係を描く「15年後のラブソング」の予告編とポスタービジュアル、場面写真が一挙にお披露目された。映像では、大人になりきれない男女3人が織りなす不思議な恋模様が切り取られている。
アカデミー賞の脚色賞にノミネートされた「17歳の肖像」「ブルックリン」で知られる人気小説家ニック・ホーンビィ氏の著作を、「リトル・ミス・サンシャイン」の製作陣が映画化。イギリスの港町サンドクリフで、それなりの仕事もあり、長年一緒に暮らすパートナーもいて、安定した生活を送る30代後半のアニーに、ある日1通のメールが送られてくる。送り主は、1990年代に表舞台から姿を消し、恋人ダンカンが心酔するミュージシャン、タッカー・クロウだった。
予告編の冒頭では、不満があるわけではないが、どこかモヤモヤを抱えるアニーの代わりばえのしない日常が映し出される。ある日、米ニュージャージーの田舎町に暮らすタッカーから「君はどんな人?」というメールが届き、「この15年人生をムダに過ごした女よ」と返信するアニー。ふたりの出会いが、ハッピーエンドを求めるそれぞれの人生を大きく動かしていくさまが活写される。さらに、映像では一世を風靡したロックスター時代のタッカーとして、若き日のホークの写真が使用されていることにも注目だ。
ポスターは、アニー&タッカー&ダンカンが海辺で出会うシーンが写し出され、三角関係を予感させるビジュアル。「オトナになれない大人たち」というコピーが意味深に添えられている。場面写真では、至近距離で見つめ合うアニーとタッカーのチャーミングな笑顔が確認できる。
90年代に人気を博したオルタナロックバンド「レモンヘッズ」のベーシストを務めたジェシー・ペレッツが監督を務めた本作。音楽にもこだわりがあるペレッツ監督の下で、「魂のゆくえ」「真実」の名優ホークがタッカーを体現し、名曲「ウォータールー・サンセット」を歌唱している。「ピーターラビット」シリーズのローズ・バーンがヒロインのアニー、「モリーズ・ゲーム」のクリス・オダウドがダンカンに扮し、“腐れ縁カップルあるある”をユーモアたっぷりに演じている。
「15年後のラブソング」は、6月12日から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。
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