17歳の肖像
劇場公開日:2010年4月17日
解説
1961年、ロンドン郊外。ある雨の日、オックスフォード大学を目指す優等生のジェニーは、倍も年の離れた男性と恋に落ち、勉強漬けの日々からは想像もできなかった刺激的な世界を体感していく。監督は「幸せになるためのイタリア語講座」のロネ・シェルフィグ、脚本は「アバウト・ア・ボーイ」「ハイ・フィデリティ」のニック・ホーンビィ。主演のキャリー・マリガンは第82回アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。
2009年製作/100分/PG12/イギリス
原題:An Education
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2020年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ニック・ホーンビィが、有名ジャーナリストの自伝記事を脚色して織り上げた珠玉の名作。ホーンビィはもともと脚本家を目指していたこともあり、こういった脚色の構成が本当にうまいし、そこに散りばめられる会話のリズムとユーモアには、いわゆるホーンンビィ節が満載だ。ちなみに彼が原作の「アバウト・ア・ボーイ」や「ハイ・フィデリティ」も、映画版では大幅に脚色されている。彼自身、小説から映画への変貌過程を心から理解し楽しんでいるようだ。
原題でもある「An Education」。これに象徴されるように、若きヒロインは自分を別世界へ連れて行ってくれる男性からの教育を楽しみつつも、やがて手痛い人生勉強に苦悶する。ただしここからが本領発揮だ。挫折して初めて「なぜ教育が必要なのか」「学校は何のためにあるのか」「教師の役割は何なのか」がわかる。説教くさくない形でこれらを爽やかに物語におりまぜた手腕とその演技に脱帽だ。
高畑淳子さんが校長の高校でいしだあゆみさんのクラスの雅山の娘のトランデル直美さんが西田敏行さんと付き合う話が続くだけの真水みたいなラブストーリーかと思いきや、後半急展開して、ラストもクールでイギリス映画もなかなかようやりおる、という感想で、オスカー候補もうなずけます。
直美さんはさすがのオスカー候補の演技力、特に表情の微妙な変化が絶妙で、日本なら即朝ドラヒロインきまりですね。
2022年10月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2022年10月29日
映画 #17歳の肖像 (2009年)鑑賞
#キャリー・マリガン 可愛すぎる。この時既に23歳前後だろうけど、高校生にしか見えない。こんな子がクラスメイトだったら、学校生活も楽しいよな。
しかし、こんなおっさんに惹かれるものかな?嫉妬?いえいえ
もう37歳なのか。でも今でも可愛いな。
2022年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 1961年のロンドン。
16歳のジェニー(キャリー・マリガン)は、本心ではパリに憧れながらも、オックスフォード大学を目指して勉強に明け暮れる味気ない生活を送っていた。
そんなある日、彼女は倍以上も年の離れたデイヴィッド(ピーター・サースガード)に心奪われ、彼の導く大人の世界に魅了されていくが…。ー
◆感想
・キャリー・マリガンを最初に劇場で観たのは、「華麗なるギャッツビー」であった。幼き顔立ちながら、品性溢れる姿に魅了されたモノである。
・その後、配信で「ドライヴ」を見て、前後して劇場で「ワイルド・ライフ」を鑑賞し、今年、彼女の代表作になるであろうと思った程の素晴らしき作品「プロミシング・ヤング・ウーマン」を鑑賞し、この年齢を感じさせない稀有な女優さんの素晴らしさを、再認識した。
・今作は、彼女の実質的デビュー作であるが、豪華共演陣(ロザムンド・パイク、エマ・トンプソン、サリー・ホーキンス)と言う、現代でも超一級の女優さんを従えて、17歳の迷える女性を好演している。
<信頼していた男、デイヴィッドには、実は妻(サリー・ホーキンス:幸薄い女性を演じさせたらNo1である。)が居り、高校生活も窮地に立った秀才ジェニーが起死回生のオックスフォード大学、英文学部合格通知を得た時の表情。
物語としてはやや粗いが(と言うか、権威に弱い、普段は厳しきお父さん、駄目すぎでしょう!同性としてキツク注意しますよ!)、惑う姿を好演した若きキャリー・マリガンの姿と、未来が開けたラストを持って評点とした作品である。>