結婚20年、密かに重ねていた浮気が夫にばれて…　シャンソンの名曲に乗せた大人の恋愛映画「今宵、212号室で」

（C）Les Films Pelleas/Bidibul Productions/Scope Pictures/France 2 Cinema

［映画.com ニュース］第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞を受賞したフランス映画「Chambre 212（英題：On a Magical Night）」が、「今宵、212号室で」の邦題で6月12日から公開される。

マルチェロ・マストロヤンニを父に、カトリーヌ・ドヌーブを母にもつキアラ・マストロヤンニ主演、シャルル・アズナブールをはじめとするシャンソンの名曲にのせてパリのホテルで繰り広げられる、大人のための軽妙洒脱なラブストーリー。

マリアは、付き合って25年、結婚して20年になる夫リシャールとふたり暮らし。ある日、密かに重ねていた浮気がリシャールにばれてしまい、怒った彼と距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しにリシャールの様子を眺めるマリアのもとに20年前の姿をしたリシャールが現れ、さらには元カレたちも次々と登場し、愛の魔法にかかった不思議な一夜が幕を開ける。

マリアを演じたのは、本作で第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞を受賞したキアラ・マストロヤンニ。若き日の夫リシャール役に、「アマンダと僕」で注目を集めたバンサン・ラコストが扮し、夫役は、フランス・ポップス界の名プロデューサーであり人気ミュージシャンのバンジャマン・ビオレが務める。私生活ではキアラ・マストロヤンニの元夫であるビオレとの「元夫婦による夫婦役」が話題を集めた。

「今宵、212号室で」は6月12日から、Bunkamuraル・シネマ、シネマカリテ他全国順次公開。