「バーフバリ」プラバース、車&トラックを“全部ぶっ壊した”!「サーホー」メイキング映像入手

2020年3月30日 12:00


名作アクションの“フルコース”はどうやって生まれた?
名作アクションの“フルコース”はどうやって生まれた?

[映画.com ニュース] 「バーフバリ」シリーズで注目を浴びた俳優プラバースの主演最新作「サーホー」(公開中)のメイキング映像を、映画.comが独占入手した。

「バーフバリ」シリーズで数奇な運命に導かれた伝説の戦士を演じたインド映画界のスター・プラバースが体現するのは、伝説の捜査官アショーク。ある日、架空の都市ワージーで3億ドル盗難事件が起こり、警察から潜入捜査を依頼される。アショークは窃盗団を追うなかで、巨大な裏組織が隠し持つ金庫の存在にたどり着く。巨万の富が眠る金庫の鍵“ブラックボックス”をめぐり、アショークと裏組織の戦いの火蓋が切って落とされる。

2017年6月から18年7月の期間、インド最大の都市ムンバイ、南部ハイデラバード、アラブ首長国連邦・アブダビ、ヨーロッパ各地など、多数のロケ地で大規模な撮影を敢行。劇中では「ミッション:インポッシブル」シリーズばりのバイクアクション、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を彷彿とさせるカーチェイス、「アベンジャーズ」シリーズを思わせる壮大な空中戦など、名作アクションの“フルコース”が展開している。

メイキング映像では、プラバースが「アブダビでの撮影では現地に工場を造った。車を現地でこしらえたんだ」と明かし、30台の車、4台のトラックを「全部ぶっ壊した」と告白。砂嵐が吹き荒れる“100人のシーン”の過酷な撮影、アクションとロマンスがワンシーンで表現される“欧州の銃撃戦”の秘話なども披露され、多言語のプロジェクトであることから、テルグ語、タミル語、ヒンディー語の台本が作られていたことが明らかにされている。

スジート監督のもとに集ったのは、超一流のスタッフたちだ。「パール・ハーバー」「ミニミニ大作戦」「Mr.&Mrs.スミス」「トランスフォーマー」シリーズを手掛けたケニー・ベイツがアクション監督として参戦しているだけでなく、「バーフバリ 王の凱旋」の視覚効果チームの陣頭指揮を執ったR・C・カマラカンナンがVFXを監修。インドの古代都市マヒシュマティを作り上げたノウハウをいかし、“世界のどの都市とも違う”架空都市ワージーをゼロから作り上げた。カマラカンナンは製作の日々を振り返り「27のスタジオが本作のVFXに携わった」「VFXのショット数は、約1700でそこまで多くはない。でも、その1700ショットが60シーンにまたがってる。大変なことだ」と語っている。

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