「インサイド・ヘッド」監督新作の舞台は、生まれる前のソウルの世界 特報&ポスター披露
2020年3月17日 04:00

[映画.com ニュース]ディズニー&ピクサーの新作「ソウル(原題)」が、「ソウルフル・ワールド」の邦題で、夏に公開されることがわかった。「インサイド・ヘッド」のピート・ドクター監督がメガホンをとり、人間が生まれる前に性格や才能を決める場所である、魂(ソウル)の世界を描く。あわせて、特報とポスタービジュアルもお披露目された。
「トイ・ストーリー」の“おもちゃの世界”、「モンスターズ・インク」の“モンスターの世界”、「ファインディング・ニモ」の“海の中の世界”、「インサイド・ヘッド」の“頭の中の世界”、「リメンバー・ミー」の“死者の世界”……。イマジネーションあふれるユニークな世界を舞台に、感動の物語を届けてきたディズニー&ピクサー。「ソウルフル・ワールド」では、魂の世界に迷いこんでしまった、ジャズミュージシャンを夢見る音楽教師ジョーの冒険を描く。
特報は、SNSの時代を生き、常に“他者の目に映る自分”を意識せずにはいられない現代人の胸に刺さる、「どんな人間だと思われたい?」という問いかけでスタート。そして、ジョーが奏でるジャズピアノの音色が響き、おしゃれなニューヨークの街が映し出される。ある日、ニューヨークで一番有名なジャズクラブで演奏するチャンスを手にし、浮かれ気分で歩いていたジョーは、マンホールに落下。目を覚ますと、青くてかわいらしい“ソウル”の姿になっていた。ジョーは夢を叶えるため、ジャズクラブでの演奏までに地上に戻ることができるのか? コミカルなソウルたちが躍動する、“本当の自分”を探す旅への期待をあおる映像となった。
メガホンをとったのは、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして、トップで活躍するドクター監督。ピクサーの原点とも言える「トイ・ストーリー」で原案を担い、「モンスターズ・インク」で監督デビューを果たし、その後「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイド・ヘッド」でアカデミー賞の長編アニメーション賞に輝くなど、ピクサーの感動作には欠かせない存在だ。特に前作「インサイド・ヘッド」では、頭の中の世界を舞台に“感情”をメインキャラクターに据え、人間の記憶や感情という一見難解なテーマを、誰もが楽しめるエンタテインメントとして描ききった。そんなドクター監督が「23年の歳月をかけて製作した」と語り、「トイ・ストーリー」製作25周年を迎える記念すべき2020年に放つ本作でも、独創的な世界観で新たな感動の物語を紡ぐ。
ポスターは、ピアノの鍵盤のように見える階段の上に立ち尽くす、ジョーの姿を活写。「ソウルフル・ワールド」は、夏に全国で公開される。
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