ジェームズ・ワン、ユニバーサルの新作モンスター映画をプロデュース
2020年3月14日 06:00

[映画.com ニュース] 「インシディアス」「死霊館」シリーズのジェームズ・ワン監督が、米ユニバーサル・ピクチャーズとのタッグで新作モンスター映画に着手することがわかった。
タイトル未定の同作は、隣人が地下室でモンスター創りに励んでいると知ったティーンエイジャーたちが、思いもよらない恐怖に見舞われるさまを描くホラースリラー。米ハリウッド・レポーターによれば、ユニバーサルが誇る名作モンスター映画の数々をより現代的な視点から進化させた、シャイア・ラブーフ主演のサスペンススリラー「ディスタービア」(2007)を彷彿とさせる内容になるようだ。
人気シリーズ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」などで知られる米テレビ界のベテラン脚本家で、フランク・ミラーのYA小説をベースにしたNetflixの話題の新ドラマ「ニミュエ 選ばれし少女」では制作総指揮も務めるロビー・トンプソンが脚本を執筆。ワンは自身の製作会社アトミック・モンスターを通じてプロデュースにあたる。監督はまだ決まっていない。
ユニバーサルは以前、往年のモンスター映画の世界観を共有しながら連続リブートする新フランチャイズ「ダーク・ユニバース」を立ち上げたが、第1弾となるはずのトム・クルーズ主演「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」(17)が批評、興行ともに惨敗したため計画が頓挫。結果、フランチャイズ化は中止し、監督の作家性を重視する独立したリブート作品に方向転換することを決定した。
しかしこのほど、「インシディアス 序章」のリー・ワネルがメガホンをとった、エリザベス・モス主演のリブート版「透明人間」が全米ボックスオフィスで初登場1位と、期待を大きく上回るロケットスタートを切ったことから、モンスター映画のリブートが秘める可能性を再検討している模様。ユニバーサルでは現在、エリザベス・バンクス監督・主演の「インビジブル・ウーマン(原題)」、ドラキュラ伯爵のしもべを主人公にしたデクスター・フレッチャー監督の「レンフィールド(原題)」、ポール・フェイグ監督によるタイトル未定の新作など、モンスター映画のリブート企画が多数進行中だ。
アトミック・モンスターは現在、ワン監督が自らメガホンをとるホラースリラー「Malignant(原題)」と「死霊館」シリーズの第3弾「ザ・コンジュアリング ザ・デビル・メイド・ミー・ドゥー・イット(原題)」が、それぞれ20年8月14日と9月11日に全米公開を控えているほか、米人気格闘ゲームを再映画化する「モータル・コンバット(原題)」(21年1月15日全米公開予定)の準備に取りかかっている。
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