吉沢亮×杉咲花!“キミスイ”原作者の異色の青春サスペンス「青くて痛くて脆い」W主演
2020年3月6日 05:00

[映画.com ニュース] 吉沢亮と杉咲花がダブル主演を務め、「君の膵臓をたべたい」で知られる住野よる氏の小説を実写映画化する「青くて痛くて脆い」が、8月28日に公開されることがわかった。NHK大河ドラマ「青天を衝け」が待機する吉沢、NHK連続テレビ小説「おちょやん」が控える杉咲という若手実力派ふたりが、嘘と悪意にまみれ、歪んだ感情が暴走する青春サスペンスを紡ぐ。
2015年に出版されたデビュー作「君の膵臓をたべたい」が累計発行部数200万部を突破し、17年に製作された映画版は興行収入35億2000万円の大ヒットを記録した住野氏。第5作「青くて痛くて脆い」は、住野氏が発売当時のインタビューで「今まで出した本の中で一番自信がある最高傑作」と語った著作で、ハイブリッド型総合書店「honto」が集計した「2018年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」の1位にも輝いた。
物語の軸となるのは、人付き合いが苦手な大学生・田端楓と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(ひさの)。正反対だがひとりぼっち同士のふたりは、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル「モアイ」を結成するが、秋好は“この世界”からいなくなってしまう。その後、モアイは社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした“意識高い系”の就活サークルへと変ぼう。取り残されてしまった楓は、歪んだ感情を胸に、秋好が叶えたかった夢を取り戻すため、親友や後輩と手を組み「モアイ奪還計画」を企む。

「キングダム」で第43回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を受賞した吉沢は、コミュニケーションが苦手で、他人と距離を置く大学生・楓を演じる。「今まで演じたことのない闇の抱え方、屈折の仕方をした役で、見た人から嫌われそうな役だったのですが、演じていてとても楽しかったです」と役どころを紐解き、「小説だからこそ成立しているロジックを映像的に落とし込んでいて、とても面白い作品になっていると思います」とアピール。さらに、「杉咲さんは、現場でも秋好同様、ずっと笑っている印象でした。前にご一緒した時は同じシーンがほぼなく、今回ガッツリお芝居を出来て嬉しかったです」と、タッグを組んだ杉咲への思いを明かした。
理想を目指すあまり浮いてしまっているヒロイン・寿乃に扮するのは、「湯を沸かすほどの熱い愛」で第40回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を獲得した杉咲。「住野よるさんの作品がすごく好きで、原作が出た時から『もし実写化されるならこの役をやりたい!』と思っていたので、オファーをいただいたときはすごく嬉しかったです」と心情を吐露。「この作品には、人に見られたくない部分がどんどん出てきて、隠されていたものがえぐられていくような描写もあり、『もしかしたら自分にもこういう一面が、どこかにあるかもしれない』という思いにもなったりしながら、ただの青春映画ではない、リアリティと深みのある作品になったと思います」とコメントを寄せた。
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