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スコリモフスキが編集監修 映画配給会社代表が56歳で初監督「恋する男」4月公開

2020年3月1日 15:00

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「“恋する男”映画祭 女たちを愛した男たち」の1本として公開
「“恋する男”映画祭 女たちを愛した男たち」の1本として公開
(C)2019 Nest/Mermaid Films

[映画.com ニュース]良質なヨーロッパ映画を多数送り出してきた「マーメイドフィルム」の代表・村田信男氏がメガホンをとった「恋する男」が、4月25日~5月8日に開催される特集企画「“恋する男”映画祭 女たちを愛した男たち」の1本として公開されることが決定した。

56歳にして初監督に挑んだ村田氏が描くのは、2人の女性の間で揺れ動く中年男性の姿だ。妻子に逃げられた挙句、長年勤めた会社のリストラ対象となった小田光男は、勢いで独立を決意。そんな時、彼は2人の女性に出会うことになった。ひとりは夢を追いかける癒し系ホステス・瞳。もうひとりは彼の仕事をサポートする才女・雅美。“恋する男”小田は、タイプの違う2人の間で揺れ動き、本当の幸福をつかもうとする。

主人公・小田を演じるのは、一世風靡セピアのリーダーとして活躍し、映画やドラマに欠かせない存在となった小木茂光。そのほか、映画初出演となった出口亜梨沙が瞳役、「フィギュアなあなた」「最低。」の佐々木心音が雅美役として出演し、ポーランド出身の鬼才、イエジー・スコリモフスキ監督が編集監修として参加。19年12月には、ポーランド映画人協会主催の日本映画特集にてワールドプレミア上映されており、観客からは「主人公が前向きなのはいいが身につまされる……」「セリフが分からなくてもおかしさが伝わる」「人生そのもの!」という感想が飛び出し、世界の巨匠たちの称賛コメントも届いている。

イエジー・スコリモフスキ監督(「アンナと過ごした4日間」)
私は友人の村田信男に、映画づくりに一番必要なのは“情熱”だと言った。あれから数年経ち、彼は一本の個人的な映画を携えて私の前に現れた。この作品には誠実さと人の心を動かす力、そして溢れんばかりの“情熱”がある。ただあまりに正直過ぎて、彼の奥さんはあまりお気に召さなかったようだが……。
ホセ・ルイス・ゲリン監督(「シルビアのいる街で」)
逃れられない孤独から妄想にとりつかれる男を描いた村田信男の処女作は驚きである。その妄想は、出口亜梨沙の入念な演技を通して、実に繊細で魅力的な存在として具現化されている。
エリーズ・ジラール監督(「静かなふたり」)
村田信男はその優雅で繊細な才能で、ユーモアに富んだ恋する男を肖像を描き出す。この初作品は日本人による最もヨーロッパ的な映画となっていることに祝福したい。ひとりの映画作家の誕生だ!

恋する男」は、4月25日~5月8日に東京都写真美術館ホール(4月27日、5月2日は休館)で開催される特集企画「“恋する男”映画祭 女たちを愛した男たち」で上映。なお、同特集企画では、「暗くなるまでこの恋を」「恋愛日記」(フランソワ・トリュフォー監督)、「クレールの膝」(エリック・ロメール監督)、「早春」「アンナと過ごした4日間」(スコリモフスキ監督)、「イタリア式離婚狂想曲」(ピエトロ・ジェルミ監督)、「愛の果てへの旅」(パオロ・ソレンティーノ監督)、「人形(1968)」(ボイチェフ・イエジー・ハス監督)、「ポルト」(ゲイブ・クリンガー監督)などもラインナップされている。

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