シルビアのいる街で

劇場公開日:2026年7月3日

解説・あらすじ

「イニスフリー」などのドキュメンタリーで注目を集めたスペインの俊英ホセ・ルイス・ゲリン監督が2007年に発表した長編劇映画。フランスの古都ストラスブールを舞台に、かつて出会った女性の面影を追い求める青年が街をさまよう姿を、緻密で独特な映像表現で描いた。

ヨーロッパの古都にあるホテルの一室で目覚めた画家志望の青年は、街のカフェで、かつてバーで会ったことのある美しい女性シルビアの姿を見つける。青年はそのシルビアと思しき女性を追いかけ、街中をさまよい歩くが……。

2007年・第64回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されたほか、2008年・第20回東京国際映画祭をはじめ各国で上映されて高い評価を獲得。「ミツバチのささやき」「エル・スール」で知られるスペインの名匠ビクトル・エリセが、ゲリンを「現代スペインで最も優れた映画作家」と称賛したことでも知られる。

2007年製作/85分/スペイン・フランス合作
原題または英題:En la ciudad de Sylvia
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2026年7月3日

その他の公開日:2010年8月7日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0 26-127

2026年7月16日
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鑑賞方法:映画館

スペインの美しい街並み。
様々な表情、仕草を見せる女性たち。
どれも素晴らしい映像でした😊

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佐阪航

3.5 なんだこりゃ?って途中まで思ってたけど、 見終わると悪くない 単な...

2026年7月16日
iPhoneアプリから投稿

なんだこりゃ?って途中まで思ってたけど、

見終わると悪くない

単なるストーカーな気もするけど、

おしゃれ感満載だし、

『人違いよ』って言った彼女が魅力的だったので、

よしとする

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jung

4.0 意外と良かった

2026年7月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

そろそろミニシアター系が観たくなり観賞。
観賞前には「純愛を拗らせた若者のストーカー映画(笑)」的なイメージでしたが、意外と共感出来るところもあり楽しめました。

元々ストーリーには何も期待していなかったこともありますが、ストーリーらしいストーリーも無く、どちらかと言えば退屈な時間も多い展開でしたが飽きることなく楽しめました。

またフランスの古都の街並みやカメラワークがどの程度効果的だったのかはわかりませんが、自分的には美男美女だからこそ美しく仕上がった映画になったのだろうと感じました。

その他、どこが良かったのだろう?と自分なりに考えましたが、若かりし頃の恋愛とか失恋の記憶をさり気なく刺激されたことなのかな?と思いました。

人によって解釈や評価も変わる作品だろうとは思いますが、自分は観賞して良かったと感じました。

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はりすん

4.0 ☆☆☆☆ 〝 彼女ではなく彼女たち ・ 映画は3日間に渡って《シル...

2024年3月13日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆☆

〝 彼女ではなく彼女たち ・

映画は3日間に渡って《シルビア》とゆう名前の女性を探し回る男の見た街の風景。

それぞれの始まりは、カーテン越しに映る車の明かりから始まる。
カフェの椅子に座り、見えるのは様々な女性たちの姿。

男と一緒に座り、何故だか深刻な表情をする女性。
かと思えば、楽しそうに男と話をしている彼女たちが居る反面。1人で無表情に佇んで居る女性も居る。

カフェだからお客さんの注文を受けるウエイトレスも居る。
彼にとっては、彼女も《シルビア》の候補の1人。

後ろ姿の《シルビア》候補はどうゆう女性なのだろう?
ひょっとしたら彼女は《シルビア》本人なのではないだろうか?
髪を後ろに束ねる姿を見ていたら、もういてもたってもいられない。
そっと回り込んで前から観察してしまう…。

そうやって彼は遂に《シルビア》を発見する!

1人1人の表情・仕草・笑い声や佇まい。
ここに映って居る女性全てが《シルビア》に他ならない。

本当の《シルビア》は一体誰なのだろうか?
観客が受け取る疑問が、最良のサスペンスにさえなっている。

現場音を最高に活かし、鳥の囀りから人々の話し声。人の足音や、子供達の遊ぶ声。教会の鐘の音に、路面電車が行き交うブレーキ音等が豊潤な音楽にさえなっている。

音楽らしい音楽は、流しの楽団の奏でるヴァイオリン等の響きが現場音に混ざり合い、実に不思議な効果も与えている。

《シルビア》を見つけた彼は、彼女を追い掛けるのだが…。

街を彷徨う男女2人。

最高にサスペンスが盛り上がり、延々と男女間での疑似恋愛が繰り広げられる。

男目線で見ていると、まるでベッドに誘い込んでは、ねっとりと女性を愛撫しているかな様に見受けられる。
それだけに、男受けする要素は高いと感じる。

この延々と続く長いシークエンスが圧巻で。彼女の姿を見逃すまいとする彼に、人々の交差する姿や、行き交う路面電車。更には入り組んだ路地が、嘲笑うかの様に立ちはだかる。

彼女の非難に傷心する彼だったが。6年前に会った酒場と同じなのか?
パンクっぽい彼女が映るが、次の場面では同じベッドに2人は居るのだが…果たして。

これは現在の場面なのか?それとも6年前の場面なのか?
はたまた彼の打ちひしがれた傷心風景なのか?
観客にとっては、《シルビア》なのか?とゆう疑問に続いて、想像力を掻き立てられる。

そんな彼の前では、楽しそうに水遊びをする若い女の子達。

益々、意気消沈してしまう彼。
駅のベンチに沈み込んでは考える。
この時、彼はなかなか気付か無いのだが…。

最後の編集による硝子越しのショットは最後のサスペンスでした。

たった一度しか観ていないのですが、色々と気になる場面は数多い。
同じ位置から2〜3回と何気なく人々が行き交い、生活感あるショットが存在する。
分かり易いショットとしては、彼女と別れる時と、映画のラストショットが同じだし。路上で酒瓶を投げる、女の浮浪者らしき人物が居る場面が在るが。次にその場所が映る時には、酒瓶の音は聞こえるのだが、その浮浪者らしき人物の姿は映らない。

勿論《シルビア》を尾行する場面では、《シルビア》を見失う場所と、《シルビア》を見つけ、再び尾行する場所が同じ路地であったり…と。

実は、事前にキネマ旬報に載っていた監督自身のインタビュー記事を、先に読んでしまっていたので。この辺りの場面等は、ひょっとしたら小津安二郎の『東京物語』の影響が有るのだろうか?

個人的には、彼が街を彷徨う場面で。やはり2度登場する薬を撒く2人には、ルキノ・ビスコンティの『ベニスに死す』との関連性が果たして有るのか?…が気になった。

観客の想像力を最高に掻き立てる作品です。

2010年8月9日 シアター・イメージ・フォーラム/シアター2

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松井の天井直撃ホームラン