カンヌ国際映画祭審査委員長にスパイク・リー監督
2020年1月14日 16:13

[映画.com ニュース] スパイク・リー監督が、第73回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査委員長を務めることが明らかになった。
黒人社会を代表する社会派監督して知られるリー監督の作品は、デビュー作の「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」から「ドゥ・ザ・ライト・シング」「サマー・オブ・サム」など計7作がカンヌに出品。最新作「ブラック・クランズマン」は2018年の第71回同映画祭のグランプリを受賞している。
同映画祭のピエール・レスキュール会長とティエリー・フレモー代表は、選考理由について「いまほどスパイク・リー監督の視点が必要なときはありません」と説明。一方のリー監督はオファーを受けた際、「衝撃と幸福と驚きと誇りを同時に感じることになりました」と振り返る。「カンヌ映画祭は私の映画のキャリアにもっとも大きな影響を与えてきました。カンヌこそが映画界での自分のキャリアを変えてくれたと言っていいでしょう」とも話している。
社会派監督としてだけでなく、論争を呼ぶ過激な発言で知られるリー監督だけに、今年のカンヌを盛り上げてくれそうだ。審査員は4月中旬に発表予定。第73回カンヌ国際映画祭は5月12日から23日まで開催される。
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取材 海外映画祭