宮野真守が語るイケイケ福山潤、ワルすぎる櫻井孝宏 「HUMAN LOST」共演陣の演技を称賛
2019年11月29日 21:00
[映画.com ニュース]太宰治の名著を大胆にアレンジしたアニメーション映画「HUMAN LOST 人間失格」が11月29日、全国71館で封切られ、主演の宮野真守、木崎文智監督、脚本の冲方丁が東京・TOHOシネマズ新宿での初日舞台挨拶に出席した。
「アフロサムライ」を手がけた木崎監督をはじめ、「十二人の死にたい子どもたち」の小説家・冲方が脚本、「踊る大捜査線」「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの本広克行がスーパーバイザー、ポリゴン・ピクチュアズがアニメーション制作を務めるなど豪華クリエイターが結集した本作は、医療の革命的な進歩により人が死を克服した昭和111年の東京を舞台に、薬物に溺れ怠惰な暮らしを送る主人公・大庭葉蔵(CV:宮野)が運命に翻弄されるさまを描く。
スタッフのみならず声優陣も豪華な顔ぶれが結集しており、宮野をはじめ、花澤香菜、櫻井孝宏、福山潤、沢城みゆき、小山力也らが出演。宮野は「他の声優陣のお芝居が本当に素晴らしいです」と言い、葉蔵の唯一の友・竹一役を演じた福山の演技に「冒頭の福山さんの暴走ったらないですからね。めちゃくちゃ! やっぱりイケイケをやらせたら右に出るものはいない!」と太鼓判を押す。さらに、竹一の助言者・堀木正雄役を務めた櫻井についても「こんな言い方をしたら本当に申し訳ないのですが……『絶対悪いじゃん櫻井さん!』みたいな(笑)。『櫻井さんのメガネ、絶対悪いヤツじゃん!』みたいな(笑)」と櫻井のトレードマークのメガネとキャラクターのメガネを絡めつつ、悪役っぷりを絶賛した。
また、ヒロイン・柊美子役の花澤に対しても「絶対的ヒロインの香菜ちゃん」と称賛したが、「こんな言い方をするとアレですが……僕と香菜ちゃんが主人公とヒロインという立ち位置で共演すると、彼女(の演じるキャラクターが)絶対不幸になるんです」と苦笑い。爆笑する客席に向けて、「不幸にしがちなので、今回どうなるのか見てほしい」とアピールしていた。
斬新な舞台設定ながらも、太宰による「人間失格」の「人間関係は壊さないように取り入れた」(冲方)という本作。木崎監督は「古典文学とSFダークヒーローの融合という前代未聞の企画だったと思います。誰も想像していない方向に話が展開していくので、楽しみにしてほしい。エンタテインメント作品として。よろこんでもらえるような作りを目指しました」と熱弁をふるい、冲方も「閉塞的なディストピアを描かせていただきましたが、閉塞そのものを感じていただくというよりも、閉塞から突破できるんじゃないか、脱出できるのではないかという痛快感や高揚感を感じてほしい」と力説する。宮野も「本当に斬新な企画。こういう形でアニメーションを作ることにより、可能性がどんどん広がっていると思いました」「僕はお芝居で魂を注ぎ込んだので、皆さんにそれ感じていただきたいと思います」と熱く呼びかけた。
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