嘘と秘密を抱え、愛に迷う夫婦の10年間 高橋一生×蒼井優「ロマンスドール」予告&ポスター完成
2019年11月28日 08:00

[映画.com ニュース] 高橋一生と蒼井優が夫婦を演じるタナダユキ監督作「ロマンスドール」の予告編(https://www.youtube.com/watch?v=7x-yI_Ya0Po)とポスタービジュアルがお披露目された。映像では、高橋の弟である安部勇磨が所属する4人組バンド「never young beach」による主題歌「やさしいままで」が流れるなか、「愛に迷う夫婦の、10年間の物語」の一端が切り取られている。
「百万円と苦虫女」「お父さんと伊藤さん」のタナダ監督が2008年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載した同名小説を、自ら脚本・監督を手掛け映画化。恋焦がれ愛し合って結婚した夫婦の移り変わる感情をリアルに映し出す。高橋と蒼井が「リリイ・シュシュのすべて」以来、約18年振りとなる共演を果たし、浜野謙太、三浦透子、大倉孝二、きたろう、渡辺えりが脇を固めた。
予告編は、園子にひと目惚れした哲雄が「あなたのことが好きです。好きになってしまいました」と震える声で思いを伝える場面で幕を開ける。「永遠に続くものはない。永遠に手に入らないものがあるばかりだ」という言葉に続き、ラブドール職人という自らの職業を隠し続ける哲雄の嘘、突然姿を消したかと思うと「私たち、離婚でしょ?」と呟く園子の秘密を活写。夫婦関係に生じる揺らぎ、その末に待ち受ける美しくはかない真実が繊細に映し出されていく。「愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました」とコメントを寄せた「never young beach」が奏でる優しい旋律が、登場人物にそっと寄り添う映像が完成した。
本作のキーカラーである淡いスモーキーブルーに包まれたポスターは、美しい写真1枚のみで構成されたシンプルな仕上がり。ベッドの上で寄り添う哲雄と園子の気だるげな眼差しが印象的だ。「誰かを愛することは、やっかいで、幸せだ。」というコピーが、一筋縄ではいかない夫婦の関係を暗示している。
「ロマンスドール」は、20年1月24日から全国で公開。
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