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サム・メンデス監督「1917」20年2月公開!“ワンショット撮影”の裏側を明かす映像も

2019年10月25日 08:00

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第1次世界大戦下の“若きイギリス兵のある1日”を描く
第1次世界大戦下の“若きイギリス兵のある1日”を描く
(C)2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

[映画.com ニュース]サム・メンデス監督(「アメリカン・ビューティー」「007 スペクター」)の最新作「1917(原題)」が、2020年2月に日本公開されることが決定。あわせて、驚がくの撮影手法にフォーカスを当てたフィーチャレット映像がお披露目された。

本作は、第一次世界大戦下の“若きイギリス兵のある1日”を描いた作品。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクが、進軍する仲間と兄弟が所属する1600人の友軍兵士たちに「作戦中止」の重要な伝令するべく、危険が待ち受ける敵の陣地を抜けようとする。「マローボーン家の掟」のジョージ・マッケイ、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのディーン=チャールズ・チャップマンのほか、ベネディクト・カンバーバッチコリン・ファースマーク・ストロングらイギリスを代表する実力派俳優が結集している。

映像では、兵士たちの動き、それぞれの息遣いを観客に体感させる“究極の没入感”を生み出した撮影の裏側を活写。メンデス監督は「当初から本作はリアルタイムで語るべきだと考えていた」という意識から長回し撮影を選択したが、「撮影には編集という“魔法の切り札”がある。『この辺をカットしよう』とか『あのシーンをなくそう』とかね。本作ではそれができない。カメラや機材の動きが、演技と同期していなくてはならない」と告白。しかし「呼吸が合った瞬間は美しく、爽快だよ」と実感したようだ。

“究極の没入感”を追求
“究極の没入感”を追求
(C)2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

ワイヤーに吊るされたカメラを持って荒れ地を移動するだけでなく、カメラを担いだスタッフがジープに飛び乗り、370メートルを走行した後、再び車を降りるといったワンショット撮影を敢行。「“実体験のような作品”になると直感した」という撮影監督のロジャー・ディーキンスは「(全て屋外での撮影だったため)自然光と天気が頼りだ。撮影が始まって分かったが、まず照明器具は使えない。塹壕を走って360度見渡すからカメラに映してしまう」「台本の順に撮影するから、狙うのは曇りの日のみ。映像に一貫性を持たせるためだ」と振り返っている。

また、メンデス監督は10月3日(現地時間)に実施されたポップカルチャーイベント「ニューヨーク・コミコン」に登壇。「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位まで計算されるなど緻密な調整をした」「(リハーサルは)今までの過去のどの作品よりも時間を費やした」「自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」と大きな自信をのぞかせた。

1917(原題)」は、20年2月に全国公開。

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