主演作続く松本穂香に片桐健滋監督が太鼓判
2019年10月19日 05:00

[映画.com ニュース]アルコール依存症をめぐる家族崩壊ノンフィクションコミックの映画化「酔うと化け物になる父がつらい」が10月18日、京都国際映画祭2019のTVディレクターズムービー部門で上映され、主演の松本穂香、脚本のおーい久馬、片桐健滋監督が、T・ジョイ京都で舞台挨拶を行った。映画の全国公開が2020年3月6日に決定と発表され喜びに沸く一方、この日の3人は“バミリ”から一歩も動かず、やや控えめ。久馬はタイトルに絡め「人見知りが多すぎてスタッフがつらい」と笑わせた。
酒におぼれる父(渋川清彦)、新興宗教にはまる母(ともさかりえ)、その間でもがく娘(松本)の物語。松本は「(父も母も)どっちも経験のないことで想像しながら演じた。自分の周りにも家族のことで悩んでいる子がいるから良い経験をさせてもらった」としみじみ振り返った。
原作・菊池真理子氏の実体験が元となるだけに、片桐監督は「まず(菊池)先生に満足できる形にしたかった」と神妙。久馬が「酔っ払い具合で遊ばせていただいた」と笑いを盛り込んでストーリー構成し、この日駆けつけた菊池氏は「一観客として楽しく泣かせていただきました」と満面の笑み。
今泉佑唯、恒松祐里、濱正悟、浜野謙太、宇野祥平、森下能幸、星田英利、安藤玉恵、オダギリジョーら共演陣も強力だ。いよいよ全国公開に向け、松本は「家族のことで悩み辛い思いをしている人達にこの映画が届いたら」と力を込めた。
松本は、今作以外にも「おいしい家族」「わたしは光をにぎっている」と主演が相次ぐ。片桐監督は「良い意味でポサッとしている。本番ギリギリまでホッカイロのケバケバをいじっていた」と笑わせつつ、「いざ本番となるとギンとスイッチが入る」と将来性に太鼓判だった。
京都国際映画祭2019は、10月20日まで京都市内各所で開催。
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